《データ》【富士経済】EMS市場を調査、予想。家庭向けでは2016年に1,000億円市場に

[画像・上:EMS関連市場の規模実績と予想 単位・億円(提供:富士経済)]

富士経済(東京都中央区)はエネルギーマネジメントシステム(EMS)の国内市場を調査し、その結果を報告した。(数値は全て、2014年度は調査実績、2015年度は見込み、2016年度以降は予測)

今回の調査では、以下の3点が今後のEMS市場のポイントとしてあげられている。

  1. 電力小売事業との連携:完全自由化により電力小売サービスとEMSを結びつけることで、エネルギー利用における運用改善コンサルティング、デマンドレスポンスなどの電気料金低減につながるサービスが展開され、EMSが電力小売サービスの差別化策となる可能性が指摘されている。
  2. 分散型創エネ・蓄エネ機器の市場拡大による需給調整ニーズの高まり:将来的にはCEMSによりEMSを介して需要家外部から制御し、ピークシフトなどの需給調整を行う可能性が指摘されている。
  3. ビッグデータ・IoTの活用によるEMSの機能多様化:現在は法人向け中心のビッグデータやIoT活用技術が、今後は家庭向けとしても展開が期待される。家電遠隔・自動制御、見守りなどの生活支援サービスのプラットフォームとしての活用を予想している。

さらに今後注目されるEMS市場として、「家庭向けEMS関連市場」と「業務・産業向けEMS関連市場」が分析されている。家庭向けではスマートメーターが需要を牽引。2016年には市場規模が急伸し1,000億円に達すると予想されている。一方法人向けでは、東京五輪での再開発もあり大規模施設向け案件としてBEMSの需要伸長を予想。さらに小規模店舗流通向けREMSの利活用によって電力小売サービスとのセット提案による市場拡大が期待されている。

業務・産業向けEMS関連市場の実績と予想(提供:富士経済)

業務・産業向けEMS関連市場の実績と予想(提供:富士経済)

 

家庭向けEMS関連市場の実績と予想(提供:富士経済)

家庭向けEMS関連市場の実績と予想(提供:富士経済)

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