《紙面特集「新電力」インタビュー》【Looop】電力自由化後の世界に向けて

[画像・上:Looopの展開する「My発電所キット」]

オールインワンタイプの太陽光発電システム「My発電所キット」シリーズで知られるLooop。同社は、今夏より新電力(特定規模電気事業者)として、大口の需要家を対象にした電力供給を開始している。「小売電気事業者」の登録申請も8月3日、受付初日にいち早く行った。新電力部門を牽引する事業本部営業企画部部長の小嶋祐輔氏に、登録審査のことや今後の展望について聞いた。

事業本部営業企画部部長 小嶋祐輔 氏

事業本部営業企画部部長 小嶋祐輔 氏

小売電気事業者登録
 その審査で問われたこと
大きく分けて四つのことが問われました。
まず、「供給能力」があるかどうか。当社の場合だと「太陽光」、電力会社からの「常時バックアップ」、それに「卸電力取引市場」からの調達がありますが、それぞれに契約書など様々な資料を求められました。
次に、「体制」について。例えば「苦情を受付ける体制は整っているか? 受付時間は何曜日から何曜日の、何時から何時までか? どこの部署にあるか?」など、かなり細かく訊かれました。やはり、一般家庭への小売りに対応できるかということが見られていると感じます。
加えて、「委託」についても、いろいろと問われました。外部委託をしている業務があるかどうか、とくに「需給管理」についての確認が多かったですね。当社は他社の需給管理をサポートすることも予定しており、最も力を入れていることの一つなのですが、小規模な新電力にとっては厳しい問題となるでしょう。
あとは、「小売りの契約」に関して。契約見込みの妥当性について、様々な裏付けが求められました。

需給管理などノウハウを
 活かしてサポート
実際に申請をしてみて感じることは、ハードルはけっこう高いということです。突然、連絡がきて、翌日までに回答しなければならないということもありました。突っ込んだ質問が多いので、戸惑うこともあるでしょう。現在700社以上の特定規模電気事業者があるそうですが、「小売電気事業者」になれなくて参入を断念するところも多いのではないでしょうか。
資源エネルギー庁は来年4月からの電力小売全面自由化に向けて、事業者を仕分けようとしていると感じます。仕方のないことではありますが、当社としては、要件をクリアできずに諦めかけている事業者さんに対して、何らかのサポートをしていければとも考えています。
例えば、一緒にバランシンググループを作って、供給能力を高めるということもできます。自治体さんなどからは需給管理の部分だけを手伝ってほしいという相談も受けますが、もちろんそうしたサポートも可能です。

 高い買取価格と
 割安な電気料金を実現
私たちLooopはこれまで、太陽光発電に必要な部材をパッケージ化した「My発電所キット」シリーズを通して、太陽光発電の普及拡大に努めてきました。電力小売りにおいても、太陽光へのこだわりは変わりません。太陽光をはじめとした自然エネルギー発電事業者から積極的に電力を調達します。そして、太陽光発電所の遠隔監視で培った高精度な予測技術をもとに、安定した需給管理を行ってまいります。
発電所を造るところから、発電した電気を売るところまで、つまり「入口から出口」までをトータルに扱っているところが私たちの強みです。一方だけで利益を得る必要がないので、発電事業者さんには「高い買取価格」を提示できるし、需要家の皆さんには「割安な電気料金」で買っていただくことが可能です。
自然エネルギーをあなたのそばに──それがLooopの変わらない願い。電力自由化後の世界でも、私たちはその理念を弛まず追求してまいります。

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