「京浜バイオマス発電所」営業開始。【昭和シェル石油】木質では国内最大級

[画像・上:京浜バイオマス発電所]

昭和シェル石油は11月、神奈川県川崎市で「京浜バイオマス発電所」の営業運転を開始した。発電能力は49MW、年間の発電量は一般家庭約8万3,000世帯分に相当する3億kWhを見込んでいる。国内で稼働中の木質バイオマス発電所では最大級となる。

同社初のバイオマス発電所で、設計・調達・建設(EPC)はJFEエンジニアリングが担当した。運営は同社子会社の「京浜バイオマスパワー」が担う。発電した電力は固定価格買取制度を通じて昭和シェルが購入し、電力小売りに回す。

グループ会社が2011年まで運営していた旧京浜製油所扇町工場の跡地である約4万2,000㎡の敷地に建設された。四方を運河に囲まれた土地で、近隣には住友共同電力や住友林業などが出資し、2011年に運転を開始した「川崎バイオマス発電所」がある。港湾設備が整っており、海外から燃料を輸入するのに適した立地と、電力の需要が大きい首都圏にあることは大きな利点だ。

バイオマス発電の中核設備になるボイラには、建設を担ったJFEエンジニアリングの「循環流動層ボイラ(CFB)」と呼ばれる方式の発電システムが採用された。各種燃料に対する適応性が広く、高効率、低公害、省スペース性が大きな特長で、運営会社から高い評価を得ている。使用燃料は海外から輸入する木質ペレットとパームヤシ殻(PKS)を利用する。CFB方式のボイラは木質ペレットやPKSを燃料に使うことができる。

昭和シェル石油は今回の建設を「社会から求められる再生可能エネルギーの導入拡大に寄与するとともに、当社の総合エネルギー企業としての成長の一翼を担うもの」とし、今後も発電事業を推進し、エネルギーの安定供給を図る方針だ。

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