【アミタ】バイオガス施設「南三陸BIO」宮城県南三陸町に開所

[画像・上:10月16日に開所した「南三陸BIO」]

アミタホールディングス子会社で、リサイクル事業や代替エネルギー・原料の製造を行うアミタ(東京都千代田区)は10月16日、宮城県南三陸町にバイオガス施設「南三陸BIO(ビオ)」を開所した。この施設は、同町内から排出される生ごみ、し尿処理汚泥など有機系廃棄物を発酵処理し、バイオガスと液体肥料を生成するリサイクル工場。バイオガスは発電に用いるなど施設内で利用し、液肥は肥料として農地に散布する。1日の処理能力は10.5t。年間液体肥料生産量は4,000~4,500t。年間発電量は21.9万kWh。

アミタは2012年に環境省委託事業として、「バイオガス施設と可燃ごみ資源化施設等の実証実験」を開始して以来、事業化に向けた準備を進めてきた。2014年7月、「バイオマス産業都市構想」を掲げる宮城県三陸町と「バイオガス事業実施計画書」の実施を目的とする協定書を取り交わし、官民連携スキームでのバイオガス事業を本格的に開始。南三陸BIOは南三陸町から一般廃棄物の再資源化について業務委託を受け、民設民営施設として今後15年間、リサイクル事業を続けていく計画だ。

宮城県三陸町は東日本大震災の教訓から、2013年12月、地域にあるバイオマス資源を有効活用する「バイオマス産業都市構想」を発表。町の復興の過程において、ごみの減量・リサイクルの促進、他自治体への依存度の減少、し尿・合併浄化槽汚泥などの町内処理システムの構築を重要課題に挙げて取り組んできた。その基盤となるのが、アミタと推進してきたバイオガス事業だ。

バイオガスから生成される液肥は、肥料登録を行い、JA南三陸と連携して地域の農家に普及していく。農家のメリットは、化学肥料に比べコストが安いことと、アミタが液肥散布を行うため、散布の手間が軽減されることだ。同町では、木質ペレット事業も計画しており、生産した木質ペレットは地域内の公共施設のボイラー利用や、事業所・一般家庭のストーブ用として供給し、地域エネルギーの地産地消に取組む考えだ。

10月16日に行われた開所式の様子

10月16日に行われた開所式の様子

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