【イベントリポート】第10回世界再生可能エネルギー世界展示会・ワークショップ『イタリアの再生可能エネルギー』

盛況の裡に幕を下ろした今年の世界再生可能エネルギー世界展示会。その中では大使館の音頭の下、イタリア産業界の再エネへの取組がプレゼンされるワークショップが開催された。

今回はその中から、「イタリア発のソーラーシェアリング」とも呼ぶべきソーラーメーカー社の取組を紹介する。

〔同一敷地で太陽光発電と農業を両立〕

ソーラーシステム社が展開する「エクリプス」は、プリズムの作用で太陽光を発電パネルと農作物栽培用とに振り分けるシステムだ。「栽培ハウスの天井部に、パネルとセットで取り付けます。欧州で栽培ハウスといえばガラスハウスが多いので、そこからこの発想が生まれたのかもしれません」と語るのは、エクリプスの国内販売代理店である東京太陽光建材の金香佑典(かねこ・ゆうすけ)氏。

夏場の、頭上から降り注ぐような太陽光は、このエクリプスのプリズムによって直下のパネルに屈折する。これにより発電量を増やすと共に栽培ハウス内の必要以上の温度上昇を防ぐ。

一方冬場は、太陽光の照射角度の違いによりプリズムの屈折角度も変わり、太陽光がより栽培ハウス内に屈折される。これにより栽培物への日射を促進、ハウス内の温度もより上昇しやすくなる。もちろん発電も通常どおり行われる。

エクリプスの特長は、季節で異なる太陽光の照射角度への対応が、一切の可動パーツなしで行えるところだ。あくまでプリズムの作用によるので、その分だけメンテナンスコストを低減できる、合理的なシステムだ。

[画像:ソーラーメーカー社・エクリプス装着時の、夏場(画像・上)と冬場(画像・下)の効果イメージ。夏場はパネルに多く屈折し、冬場は太陽光がハウス内に多く屈折する(提供:東京太陽光建材)]

エクリプスの作用イメージ・夏

エクリプスの作用イメージ・夏

エクリプスの作用イメージ・冬

エクリプスの作用イメージ・冬

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Find us on Facebook

アーカイブ

カテゴリー

ページ上部へ戻る