【エジソンパワー】オーストリア「ギュッシングモデル」日本での普及を目指す

[画像・上:調印式の模様]

エジソンパワーは11月6日、再生可能エネルギーによる地域活性化を実現するオーストリアの「ギュッシングモデル」を日本に普及させるための調印式を東京都内のホテルで行った。調印式には、同社山田敏雅社長と、オーストリア・ギュッシング市でバイオガス発電事業を手掛ける「ギュッシング・リニューアブルエナジー(GRE)」のマイケル・ディヒャント会長が出席し、オーストリアのアンドレー・ルップレヒター農林大臣が立ち会った。

マイケル・ディヒャント会長は、「現在、ギュッシング市に日本からの研修生を受け入れ、ガス化技術理論ならびにプラントオペレーションをトレーニングしている。トレーニング終了者には認定証を付与し、日本での操業にあたってもらう」と語った。

オーストリアの東端に位置するギュッシング市は人口4,000人の小さな地方自治体で、かつては「オーストリアで最も貧しい地域」と呼ばれていた。この状況を一変させたのが、豊富な森林資源を使った木質バイオマス事業だった。1992年に就任したペーター・バダシュ市長は「化石燃料から100%脱却する」と提言。1996年に再生可能エネルギー研究センターを設立し、木質バイオマス事業を開始した。これらの政策により地域内の電力コストが下がったため、10年間で約60社の企業誘致に成功し、1,000人以上の雇用を創出した。税収は3倍に増加した。ギュッシング市は再生可能エネルギーによる地方創生を成功させた自治体として、世界的に知られるようになった。

エジソンパワーとGREは2014年、バイオガス発電技術ライセンス契約を締結。エジソンパワーが手掛ける木質バイオマス発電所の国内1号機の設置は茨城県大子町に決定し、本年9月1日に同町と企業立地に関する調印を行なっいる。

両社は今後、発電技術のみならず、エネルギー林業分野においても包括的パートナーとして協力する。エジソンパワーは、「日本におけるギュッシングモデルの構築を通じて地方創生を実現すべく、エネルギー林業技術・ノウハウ供与、トレーニングプログラムの実施、宣伝活動などを行う」としている。

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