【トーエネック】配電線工事で伐採した樹木を木質バイオマス発電に利用

中部電力グループの総合設備会社トーエネック(愛知県名古屋市)は8月5日、電力会社の配電設備を保全するために伐採した樹木を、バイオマス発電燃料に有効活用する取組みを始めたことを発表した。発電に利用する木質バイオマス燃料の供給事業者になるには、外部認証機関の認証が必要となる。同社はその許可が下りたため、木質バイオマス市場への参入が実現した。木質バイオマス燃料の供給者は、森林組合や製紙業界が大半を占めており、同社のような電気設備・電力関連工事会社の参入は前例がない。

この取組みは現在、同社の3事業場(一宮、津、桑名)で実施しており、木質バイオマスとして活用する木材は、3事業場で年間約400tを見込んでいる。伐採した樹木は従来、所有者から処分を依頼されれば一般廃棄物として扱っていた。今回の新たな試みは、伐採樹木を有効活用して社会に貢献するための事業で、循環型社会の実現を目指す同社が力を入れている環境活動の一環だ。

「当社は伐採した樹木を再生事業者まで運搬し、引き渡しまでを行っている。それ以降の流れについてはバイオマス発電に使われると聞いている。当社では、今回の取組みについて、社内への情報の共有化を図り、CSRへの意識の醸成を図っている」(同社総務部広報グループ)という。今後は、現在の3事業場の運用方法などをもとに適用事業場を増やしていく考えだ。

同社の業務は、愛知県、長野県、岐阜県、三重県、静岡県など中部・東海エリアを中心に展開。事業所ごとで地域貢献活動に取組んでいる。また、エネルギー産業に携わる企業として、環境基本方針を定め、地球温暖化防止や、廃棄物削減運動など環境負荷ソリューション事業を推進している。

[画像:伐採した樹木を専用車に積み込んでいる最中の様子]

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