【三菱商事/三菱重工】シンガポールで水処理・再利用技術実証開始へ。汚泥からバイオガス生成・発電も

[画像・上:シンガポールのトゥアスに建設予定の新下水処理場(TWRP)完成イメージ。今回の実証での知見はこの処理場の建設・運用に活かされてゆく(提供:シンガポール公益事業庁 http://www.pub.gov.sg/)]

シンガポール公益事業庁(Public Utility Board:PUB)と三菱商事および三菱重工業は、水処理・再利用技術を導入した総合実証プラントを建設することで合意し、契約を締結したことを9月に発表した。

実証プラントは同国中西部に位置する、処理能力1万2,500㎥/日のウルバンタン下水処理場内に建設予定。三菱重工とその現地法人・関連会社が三菱商事と連携を取り、プラントの設計・調達・建設・試運転からプロジェクト運転段階のサポートまでを手掛ける。建設完了は2017年2月を予定している。

降雨量は多いものの国土が狭いシンガポールは、歴史的に水不足に悩まされてきた。足りない分は隣国マレーシアからの輸入に頼っている状態だ。近年は水の供給量増大を国家プロジェクトとして取り組んでいる。下水の再利用計画もその中の大きな柱だ。

下水の集水・処理・排水・再生をより効率的にする深部式トンネル下水システム(DTSS)もこの計画のひとつ。そしてDTSSの中核施設のひとつとして、トゥアス下水処理場(TWRP)が計画されている。今回の実証プラントはこのTWRPの処理技術と信頼性測定の検討を目的としている。

深部式トンネル下水システム(DTSS)計画の全体図。島の西部、イラスト左下にトゥアス下水処理場(TWRP)の建設予定地(提供:シンガポール公益事業庁 http://www.pub.gov.sg/)

深部式トンネル下水システム(DTSS)計画の全体図。島の西部、イラスト左下にトゥアス下水処理場(TWRP)の建設予定地(提供:シンガポール公益事業庁 http://www.pub.gov.sg/)

TWRPでは下水処理と共に、下水の汚泥処理施設も併設される予定。嫌気性消化によってバイオガスを生成し、発電施設に送る計画だ。実証では発電量の検討も行われてゆくことになる。

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