【城南信金ほか】「自然エネルギーこそ成長への柱」小泉純一郎元首相、自然エネルギーへの転換を語る

一般社団法人自然エネルギー推進会議城南信用金庫は11月4日、同信用金庫本店講堂(東京都品川区)において「自然エネルギーシンポジウム~自然エネルギーこそ成長への力~」を開催した。同シンポジウムは「原発に頼らない安心できる社会の実現」と「自然エネルギーの推進による地域経済の活性化」を目的としており、小泉純一郎元首相らの講演や、自然エネルギーを地域に活かす取組みについての事例紹介などが行われた。

[画像・上:エネルギー政策の転換を訴える小泉純一郎元首相]

講演の中で小泉氏は、「総理の時は、原発はいちばん安く、安全だと信じていた。でも、あの事故のあと、全部ウソだと分かった」とした上で、「過ちは改むるに憚ることなかれ」の故事をひき、「ただちに原発ゼロ」の姿勢に転じた心境を語った。

「経済界の人は『ただちに原発ゼロなんてとんでもない、無理だ』と言ったが、あのあと動いたのは54基あった原発のうち2基にすぎない。全くゼロの状態も2年間続いた。暑い夏も寒い冬も混乱なく乗り切った。原発ゼロがすぐに実現できることは証明されている」「自然エネルギーで経済を発展させる…これはやればできる事業だ。しかも原発のように環境を汚染しない。国民の支持もある。政治がその方向に舵を切りさえすれば実現できる。新しい、良い方向に向かわせるのは、国民1人1人の熱意だ。いずれ大きく動くことを信じている」と、自然エネルギーへの転換が必然であることを訴えた。

ソーラーシェアリングについて語る長島彬氏

ソーラーシェアリングについて語る長島彬氏

事例紹介では、ソーラーシェアリングの生みの親として知られる長島彬氏(CHO技術研究所代表)らの発表が行われた。ソーラーシェアリングとは、農地に支柱を立てて上部に太陽光パネルを設置し、太陽の光を「農作」と「発電」にシェアしながら利用すること。パネル傾斜角を太陽の動きに合わせて効率的に動かし、発電量増大をローコストで実現する新システムなど、これからのソーラーシェアリングのあり方が示された。

なお、この日の司会は、震災直後に金融機関としては異例のエネルギーシフトを打ち出した城南信用金庫前理事長、吉原毅氏(現・相談役/城南総合研究所所長)が務めた。

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