【山梨県/東京電力】地域ブランド「やまなしパワー」創設。水力発電からの電気を県内に割安に供給

山梨県東京電力は、来年4月からの電力小売全面自由化に向けて、電力供給ブランド「やまなしパワー」を創設し共同で運営していく方針を固めた。東京電力が山梨県企業局の水力発電所で発電された電力を購入し、一定の要件を満たした山梨県内の中小企業に「やまなしパワー」として通常の電気料金から減額した価格で電力を供給する地域限定のサービスだ。供給先への割引率は、3~6%の範囲で検討を進めている。

山梨県は2050年までに県内の電力需要をすべて再生可能エネルギーで供給する「地産地消戦略」を推進中だ。その中心となるのが水力発電。3,000m級の山々から流れてくる豊富な水量を生かし、同県企業局は全国の自治体では有数の23カ所の水力発電所を運営している。東京電力が買い取るのは、これらの水力発電所で発電する電力となる。同県は「やまなしパワー」の仕組みを活用して県内企業の活性化や、新たな企業の進出による定住人口の増加を期待している。また、売電収入の増収を図り、増収を子育て支援などの事業に充当して広く県民への還元を実施する。

東京電力としては、県企業局の水力発電所の発電によりクリーンエネルギーを確保し、グループ全体の企業価値向上を狙う。県内企業にとっては、安価な電力の提供によりコスト削減を図ることができると期待されている。

供給量は、県営発電所の発電量4億7,000万kWhに相当する量を想定。供給先は、中小企業・小規模事業者を中心とし、新規立地企業を除く大企業は対象外とする。

《外部リンク》

山梨県「やまなしエネルギー地産地消推進戦略」(2013年4月)

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