【日立造船】秋田県のバイオガス発電事業に参画へ

[画像・上:「秋田メタン発酵ガス化バイオマス発電事業」での、発電施設完成予想図(提供:日立造船)]

日立造船が秋田県でのバイオガス発電事業に参画する。事業名は「秋田メタン発酵ガス化バイオマス発電事業」で、立案者はナチュラルエナジージャパン(秋田県秋田市)。日立造船がナチュラルエナジージャパンに5億円を出資するとともに、秋田市向浜工業団地内でのメタン発酵ガス化バイオマス発電所の建設工事と運転管理業務を請け負う。施設建設は今年中に開始され2017年3月に完成、同年7月から運転が開始される予定だ。

事業では、秋田市内の飲食店、食品加工会社、学校等から発生する事業系食品廃棄物を原料にメタン発酵処理をし、生成したバイオガスにより発電を行う。その年間発電量約523万kWhを固定価格買取制度(FIT)により東北電力へ売電。この発電・売電量は、標準世帯の約1,130戸分の年間電力消費量に相当するとのことだ。

バイオガス発電により、地元自治体のごみ処理費用の低減および天候や時間帯に左右されない安定的な地域電源確保を目指す。また、従来は焼却処理していた食品廃棄物をメタン発酵処理することで、老朽化が進む既存のごみ焼却施設の負担を減らし、施設の延命化にも寄与。バイオマス事業の特性を活かした「一粒で何度も美味しい」地域活性化が目標だ。

高効率ごみ焼却発電やバイオガス発電で高い技術力を誇る日立造船。昨年度もスイスやドイツの企業を買収しコンポガス式プラントの建設ノウハウやバイオガス生成技術の知見を深めている。本事業では同社によって、一日にバイオガスを50t生成し、そこから出力740kWで発電するメタン発酵ガス化バイオマス発電設備が構築される。

日立造船の独自技術である食品廃棄物メタン発酵システム「WTM(Water less Two-phase Methanation system)」の、無希釈循環式二相発酵プロセスイメージ。メタン発酵の「可溶化・酸生成」と「メタン生成」の二段階の生物処理を効率よく行うために、①高温可溶化、②中温メタン発酵の二相処理を組合せた高効率のメタン発酵方式だ(提供:日立造船)

日立造船の独自技術である食品廃棄物メタン発酵システム「WTM(Water less Two-phase Methanation system)」の、無希釈循環式二相発酵プロセスイメージ。メタン発酵の「可溶化・酸生成」と「メタン生成」の二段階の生物処理を効率よく行うために、①高温可溶化、②中温メタン発酵の二相処理を組合せた高効率のメタン発酵方式だ(提供:日立造船)

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