【日立造船】5.75MW木質バイオマス発電所運転開始。茨城県常陸太田市、チップ工場隣接

日立造船は11月4日、茨城県常陸太田市で建設していた「宮の郷木質バイオマス発電所」が完成し、商業運転を開始したと発表した。発電出力は5,750kW。年間発電量は、一般家庭約1万2,000世帯分に相当する3,600万kWh。発電した電力は、場内利用分を除いた全量を売電する。

同発電所は、森林組合や製材会社が集まる「宮の郷工業団地」に建設された。常陸太田市には森林が多く、古くから林業が盛んだ。同発電所は、長年の課題となっていた未利用材の活用と売電事業を目的として設けられたもので、同社は今後20年間の施設運営を行う。

同社と地元の素材生産業者などが組織する「木質バイオマス燃料安定供給協議会」の会員事業者から年間約8万5,000tの原木丸太(未利用材)を調達する。これを乾燥させて、年間約6万3,000tの木質チップを製造する。

この製造を担うのは、同発電所に隣接して建設された「宮の郷木質チップ製造工場」で、すでに8月から稼働している。同工場は、同社と地元の素材生産業者やチップ製造会社の合計4社が共同で設立した「宮の郷バイオマス有限責任事業組合」が運営する。

日立造船は茨城工場(常陸大宮市)で約22万kWのガスタービンコンバインドサイクル設備によるIPP(独立系発電事業)事業を展開しているほか、グループ全体で、国内では450件以上のごみ焼却・発電施設を建設し、約65施設での運転実績および約30施設での運営実績を有している。

同社はこれらのノウハウを活用することで、同発電所でも安定した施設運営を行い、今後も電力供給や温室効果ガス削減に効果的なバイオマス発電事業に積極的に取組んでいく考えだ。

[画像・上:商業運転を開始した「宮の郷木質バイオマス発電所」]

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Find us on Facebook

アーカイブ

カテゴリー

ページ上部へ戻る