【環境省】青森・秋田の洋上風力3案件に大臣意見

環境省はこのほど、秋田県および青森県で計画が進む3つの風力発電事業について、環境アセスメントで求められる環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。提出されたのは、「能代港洋上風力発電事業(仮称)」および「秋田港洋上風力発電事業(仮称)」の計画段階環境配慮書に対する意見と、「むつ小川原港洋上風力発電事業」の環境影響評価準備書に対する意見だ。

能代港洋上風力発電事業
この事業は、秋田県能代市において、最大で総出力10万kWの洋上風力発電所を着床式で設置するというもの。事業者は、丸紅大林組エコ・パワー
環境大臣意見では、「今後の手続において最新の知見を反映すること、風力発電設備を住居等から離隔することにより騒音や風車の影による影響を回避または低減すること、適切な時期、調査手法等により鳥類調査を行い風力発電設備の配置等を検討すること」などを求めている。

秋田港洋上風力発電事業
こちらの事業は、秋田県秋田市において、最大で総出力7万kWの洋上風力発電所を着床式で設置するというもの。事業者は前記の能代港洋上風力事業と同じく、丸紅、大林組、エコ・パワー。
環境大臣意見の内容も、能代港洋上風力事業に対するものと同様だ。今後、経済産業大臣から事業者に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者はそれに基づき事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行っていくことになる。

むつ小川原港洋上風力発電事業
同事業は、青森県上北郡六ヶ所村において、総出力8万kWの着床式洋上風力発電所を設置するというもの。事業者は、むつ小川原港洋上風力開発。ここに提出された環境大臣意見は、同社が作成した環境影響評価準備書に対するもので、環境アセスメント手続きにおいては上記の2案件より後工程であり、より具体的な見解が示される。
今回提出された環境大臣意見では、次のとおり、鳥類への配慮が全面に出ち出された。「鳥類に対して移動経路の阻害などが懸念されるため、追加調査を実施し、重大な影響が明らかとなった場合には尾駮沼および鷹架沼の河口部近傍における風力発電設備の設置取りやめを含む事業の抜本的な見直しを行うこと、鳥類の視認性を高める措置を講じること、および鳥類の飛翔状況の事後調査を適切な実施すること」などを具体的に求めている。

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