【関西電力】水力発電事業拡大に向け、3地域に「水力調査所」設置

[画像・上:調査所の範囲(近畿、東海、北陸各水力調査所)]

関西電力はこのほど、本年6月に新設した「水力事業本部」内に、水力開発地点の発掘・調査を行う「水力調査所」を新たに設置した。水力エネルギーを有効活用しつつ、水力事業の持続的な成長を実現するための戦略だ。近畿、東海、北陸地方に各1カ所ずつ設置し、近畿水力調査所は本店のある大阪府大阪市、東海水力調査所は愛知県名古屋市、北陸水力調査所は富山県富山市に新設した。

同社はこれまで水力開発地点の発掘・調査についてはエリアを限定せずに行ってきた。今後は新設した近畿、東海、北陸の各水力調査所が水力開発有望地点の発掘や調査・検討を迅速に行うことで、新規地点の早期実現に取り組んでいく。

具体的には、本店の水力事業本部が各調査所に調査・検討を指示する。各調査所は、当該エリアの自治体や他事業者などをはじめとする地元関係者からの有望地点に関する情報収集を積極的に行う。本部は各調査所からの報告を受けて開発実施判断を行う。有望地点があれば、自治体と開発推進に関する協議や、開発の計画・設計などの技術検討を行うことで、新規開発の早期実現を目指していく。

関西電力の水力発電所は、黒部川(富山県)、庄川(富山県)、神通川(富山県、岐阜県)、木曽川(岐阜県、長野県)の各水系のほか、近畿地方(大阪府を除く1府4県)、福井県に合計151カ所ある。総出力は約821万kW。同社は今後の新規開発として農業用水や上下水道などの既設インフラを活用した開発も視野に入れており、「これらが実現することで、エネルギーを通じた地域活性化につながるものと考えている」としている。

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