【NEDO/シャープ】セル変換効率25.1%。バックコンタクト型太陽電池の量産技術開発開始

シャープは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が実施するプロジェクト「高性能・高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発」において、「先端複合技術型シリコン太陽電池の技術開発」の研究開発テーマとして「高効率バックコンタクト型太陽電池の量産技術開発」を提案し、採択された。プロジェクトの実施期間は2015年度から2019年度の予定。

本事業は、NEDOが2014年9月に策定した「太陽光発電開発戦略(NEDO PV Challenges)」を実現するために採択された20あまりの事業のひとつ。新興国メーカーのシェア拡大や固定価格買取制度(FIT)の導入などを踏まえ、来たるべき太陽光発電の大量導入社会を円滑に実現するための戦略として、〔1〕発電コストの低減、〔2〕信頼性向上、〔3〕立地制約の解消、〔4〕リサイクルシステムの確立、〔5〕産業の高付加価値化、の5つの方策を提示。太陽光発電の導入形態の多様化や新たな利用方法の開発による裾野の拡大などを提言している。発電コスト目標は2020年に14円/kWh、2030年に7円/kWh。

シャープは2014年、NEDOが実施したプロジェクト「太陽光発電システム次世代高性能技術の開発」で、豊田工業大学などとの産学連携によりヘテロ接合バックコンタクト構造を開発した。ヘテロ接合バックコンタクト構造は、太陽電池の裏面側に電極を集めることで受光面のシャドーロスをなくしたバックコンタクト構造と、単結晶シリコン基板表面に高品質アモルファスシリコン膜を形成(ヘテロ接合)することで再結合を低減する構造とを融合させたもの。これまで困難であった高い電流と電圧の両立を実現することにより、結晶シリコン太陽電池のセル変換効率25.1%を達成している。今後はその量産化の技術開発を行う。

[画像:ヘテロ接合バックコンタクト型太陽電池(提供:シャープ)]

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