【JFEスチール】苫小牧CCS実証設備向け・特殊ねじ継手付き高合金継目無鋼管の設置が完了

[画像・上:本事業における、銅管どうしの接続の様子 提供:JFEスチール]
JFEスチールはこの8月、展開されている国内CCS(二酸化炭素回収・貯留)実証設備向けに同社製品を納入し設置されたことを発表した。

この実証は、経済産業省日本CCS調査株式会社(東京都千代田区)に委託し、北海道・苫小牧市において実施している「平成24年度二酸化炭素削減技術実証試験事業(国庫債務負担行為に係るもの)」。JFEスチールはCCS実証設備のCO2圧入井向けに、独自技術により開発した特殊ねじ継手「JFEBEAR®」と、この継手付きのチュービングパイプ(CO2圧入用パイプ)用高合金継目無鋼管「JFE-HP2-13CR-110」および「API5CT L80-13Cr」を合計約150トン納入し、設置が完了した。

JFEスチール製銅管(チュービングパイプ) 提供:JFEスチール

JFEスチール製銅管(チュービングパイプ) 提供:JFEスチール

その圧入井掘削工事は日本CCS調査株式会社が石油資源開発株式会社(東京都千代田区)へ再委託し実施。海底下約1,100~1,200mと約2,400~3,000mの2本の圧入井を掘削した。すでに2月と6月に行われ終了している。それぞれ約480本、約240本の降下作業は順調に進み、ねじ継手が起因となるトラブル発生も無く、設置後の圧力試験も完了したことが報告された。

パイプのねじ締め付けの様子 提供:JFEスチール

パイプのねじ締め付けの様子 提供:JFEスチール

 

JFEスチールは、天然ガスの開発に必要な高温・高圧環境や、CO2濃度・硫化水素(H2S)濃度が高い高腐食環境に対応する高合金継目無鋼管および高性能特殊ねじ継手を開発しており、海外の油井・ガス井に多くの採用実績がある。それらの実績が評価され、圧入井が地中で曲がっておりチュービングパイプにより高い耐負荷性能が求められる本事業において、同社の「JFEBEAR®」と「JFE-HP2-13CR-110」が国内初採用されることとなった。

CCSは、火力発電で発生するCO2対策としての他に、新たなエネルギーとして今後各方面に大量導入が予想される水素を、化石燃料によって製造する際に発生するCO2対策としても期待されている。

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