エリア内外を結ぶ電熱エネルギーネットワーク推進 ~東京ガス/三井不動産/三菱地所、JR田町駅隣接の大規模複合開発

[画像・上:開発地区の完成予想イメージ。東側から臨む外観(左がA棟、右がB棟) 提供:東京ガス]

東京ガス三井不動産三菱地所の3社は、JR田町駅(東京都港区)東口の芝浦エリアにおいて共同で進めている「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」の開発計画において、A棟およびホテル棟、スマートエネルギーセンター(B棟Ⅰ期工事)を10月1日に着工した。本開発は駅東口隣接の東京ガス所有地約2万8,000㎡において、オフィス、商業施設、ホテル等からなる全体延床面積約30万㎡の複合ビジネス拠点を建設するプロジェクトだ。

TGMM芝浦プロジェクトで注目なのは、東京ガスとその子会社・東京ガスエンジニアリングソリューションズによって新規構築されるスマートエネルギーネットワークの存在だ。国土交通省「2015年度(第1回)サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」の採択を受けた、Ⅱ街区のスマートエネルギーネットワーク設備導入もこの10月1日に着工された。

 

「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」の開発地区周辺地図(提供:東京ガス)

「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」の開発地区周辺地図(提供:東京ガス)

開発地の街区区分(提供:東京ガス)

開発地の街区区分(提供:東京ガス)

完成すると、「第二スマートエネルギーセンター」を中心として、Ⅱ街区(西側エリア)諸施設の熱・電気・情報のネットワークで連携されるスマートエネルギーネットワークが構築される。熱・電気の供給開始は2018年春からの施設竣工(A棟、ホテル棟及びスマートエネルギーセンター)に合わせて段階的に行われる。

さらにこのⅡ街区のネットワークは、隣のⅠ街区(東側エリア)の既存スマートエネルギーネットワークとも連携する。双方の街区に導入された再エネ、ガスコージェネレーション、業務用燃料電池や空調熱源等の電熱に関し、CEMSであるSENEMS(スマートエネルギーネットワーク・エネルギーマネジメントシステム)を活用し最適に制御。建物の需要情報やスマートエネルギーセンターの供給情報、気象状況といった膨大な外部情報等をICT経由で瞬時に収集・分析し、リアルタイムでコントロールする。

田町駅東口北地区におけるスマートエネルギーネットワークのイメージ(提供:東京ガス)

田町駅東口北地区におけるスマートエネルギーネットワークのイメージ(提供:東京ガス)

計画では、スマートエネルギーネットワークの導入および連携により両街区全体のCO2排出量を1990年基準比約45%削減が目指される。また、停電等の非常時に、地域の防災拠点となる施設を有するⅠ街区において必要な熱・電気が万が一不足した場合は、Ⅱ街区のスマートエネルギーネットワークからⅠ街区へ熱・電気の融通を可能とするバックアップ体制も構築する。災害時対応として、非常用発電機やスマートエネルギーセンターに設置されるガスコージェネレーションの利用により、オフィス共用部だけではなく、専有部へも72時間電力供給が可能とし、また重要機械設備の地上化等も計画されている。最新のBCP対策を有し、Ⅱ街区のみならず、両街区全体のエネルギーセキュリティ向上を実現。災害に強いまちづくりにも貢献する。
なおB棟(Ⅱ期工事)まで含めた竣工は2019年中が予定されている。

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