ロシア極東で風力発電システムの導入に向けた取組を実現 =NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はさきごろ、ロシアのサハ共和国政府、ルスギドロ社との間で、同国の寒冷地域であるティクシ市において、風力発電システムの活用に向けたエネルギーマネジメントシステムの実証に関する意向表明書に署名したと発表した。

[画像・上:ロシアのカムチャツカ地方で実証を進めてきた風力発電システム(提供:NEDO)]

署名式は、ロシアのウラジオストクで9月に開催された「東方経済フォーラム」で行われた。さらに、三井物産、駒井ハルテックなど日本企業とロシア側関係者との間で、2件の覚書に関する署名も行われた。

風力発電システムの導入・実証予定地(提供:NEDO)

NEDOは2014年、ロシアのカムチャツカ地方政府とルスギドロ社傘下のRAOエネルギーシステムヴォストーク社との間で基本協定書(MOU)を締結し、カムチャツカ地方ウスチ・カムチャツク市において、300kWの風力発電機3基と系統安定化システムから構成される風力発電システムの実証事業を2016年に実施した。

その後、成果の共有を目的としたワークショップの開催や、風力発電システムのオペレータ育成のための技術講習を行うなど、普及に向けた取組を進めてきた。

サハ共和国における風力発電システムを含むエネルギーインフラ実証のイメージ(提供:NEDO)

風力発電システムの導入の具体化に合意した覚書2件の締結を実現させたことで、ロシア極東における風力発電システムの本格導入への道筋がついた。

今回、NEDOは、サハ共和国ティクシ市を対象に、サハ共和国およびルスギドロ社との間で、実証前調査の協力に関する意向表明書に署名。NEDOはこれにより、今後、両国の関係企業・自治体との間で、同システムの導入に向けた具体的検討が進展し、本格導入に弾みがつくとしている。

また、サハ共和国ティクシ市との間では、意向表明書に基づいて実証事業の基本的なシステム構成やスケジュールを共有することで、実証事業の早期実現を目指す。

これらのすべてのプロジェクトが具体化すれば、ロシア極東において、3MW以上の風車が導入されることとなり、ディーゼル燃料の削減量は年間1,300トン以上と期待される。

意見表明書に署名した(写真右から)NEDO古川理事長、サハ共和国ボリソフ首長、ルスギドロ社シュルギノフ役員会議長兼総裁(提供:NEDO)

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