岩手県八幡平市で地熱発電を推進【三菱マテリアル/三菱ガス化学】新会社設立。環境アセスに着手

三菱マテリアル三菱ガス化学は10月、岩手県八幡平市安比地域での地熱発電プロジェクト推進を目的に「安比地熱株式会社」(八幡平市)を共同設立した。出資比率は三菱マテリアル60%、三菱ガス化学40%。安比地熱はすでに環境アセスメントに着手しており、2018年以降の事業化に向けた検討を進めている。

[画像・上:本事業の想定区域]

三菱マテリアルは、2003年度に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による安比地域の地熱開発促進調査結果を受け、三菱ガス化学とともに2004年度以降、地熱発電の事業化検討を実施してきた。三菱マテリアルは環境アセスメントに先行し、2014年10月より環境調査に着手し、2015年2月にNEDOよる環境アセスメント調査早期実施実証事業に参画している。

両社は長期にわたる噴気試験や、地質モデルを利用した資源量評価により、出力15MW級の発電規模に相当する地熱資源量の存在を確認した。さらに温泉資源への影響や環境規制などのリスクが低いことから、安比地域における地熱発電事業が可能と判断し、環境アセスメントに着手することを決定した。

東北地方では、公的専門機関の調査により青森県、岩手県、山形県、福島県にまたがって地熱資源が分布していることが分かっている。このうち岩手県内では、八幡平市で東北電力グループの「松川地熱発電所」(出力2万3,500kW)が稼働し、雫石町で東北電力の「葛根田地熱発電所」(出力8万kW)が運転中だ。また、NEDOは2017年7月、JFEエンジニアリング三井石油開発などが出資する「岩手地熱」が松尾八幡平地域で実施する地熱資源探査事業に対し出資基本契約を締結している。

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