自然電力ほか5社、洋上風力発電所建設用の自己昇降作業台船船団の建造に参画

自然電力はさきごろ、7月より5社共同で、洋上風力発電所建設と普及を目的とした洋上風力発電所建設用自己昇降式作業台船船団「HASTY-W(ハスティダブル)」の建造の検討を開始したと発表した。

[画像・上:自己昇降作業台船「HASTY-W」完成イメージ図(提供:自然電力)]

同社を除く4社は、アチハ(大阪市)、東光電気工事(東京都千代田区)、吉田組(姫路市)、若築建設(東京都目黒区)。

5社共同で建造を検討しているHASTY-Wは、これから洋上風力発電事業の主力機種となる5MWクラス以上の風車を、外洋に複数機設置するために必要な組立船・運搬船2隻体制を備えた着床式作業台船船団。台船と4本の昇降用の脚で構成され、台面を海面上に上昇させ、作業を行う。

2016年7月に施行された改正港湾法により、全国の港湾における洋上風力発電導入の普及が期待されている。その一方で、国内では現在、洋上風力発電所建設用自己昇降式作業台船船団を保有する企業がなく、整備が不十分だ。

そこで今回、5社は洋上風力発電所の実現を促進するために、国内の実情に適した作業船団の建造を計画した。国内の洋上風力発電プロジェクトの知見を活用して、5社が独自に設計した新型の自己昇降式作業台船船団を目指す。完成は2019年を予定している。

HASTY-Wの組立船(HASTY-WI)は全長85m、幅40m、深さ6m。運搬船(HASTY-WⅡ)の全長は50m、幅35m、深さ5.5m。船体は水深30mに対応可能。組立船には、作業性を考慮した1,300トン吊級のクレーンを搭載できる。両船とも安全性を考慮した係船ウインチを4基搭載する。

また、定点保持システム(DPS)を利用し、作業位置を最短30分で効率よく決定する。両船には、5MW級の風車2基分を搭載するスペースがあり、運搬効率も向上する。組立船と運搬船の2隻体制にすることで作業効率が飛躍的に改善すると見込んでいる。

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