電力販売へガス会社連合。東京ガス、首都圏の中堅ガス5社と提携

[画像・上:東京ガスの広瀬道明社長(左から3人目)と提携5社の社長。11月24日、都内で行われた提携発表会見にて]

東京ガスは11月24日、首都圏の中堅ガス会社5社と、低圧電力の販売に関して業務提携することを発表した。東京ガスでは、来年4月からの電力小売全面自由化に合せて、首都圏における家庭向け電力販売の開始を予定している。今回の提携により、これまでの同社ガス供給エリア外へも電力販売網を拡大していく考えだ。地域のガス事業者は一般家庭とのつながりが強く、電力販売にあたっても、その販路が活かせると判断した。

提携するガス会社と、各社のガス供給エリアおよび[需要家件数]は以下の通り。

昭島ガス東京都昭島市、立川市、福生市[3万1,000件]
武州ガス埼玉県川越市、所沢市、狭山市ほか[20万6,000件]
坂戸ガス埼玉県坂戸市、鶴ヶ島市、川越市ほか[3万4,000件]
太田都市ガス群馬県太田市、邑楽郡大泉町[1万2,000件]
東部ガス秋田県秋田市、福島県郡山市、いわき市、茨城県水戸市、笠間市、土浦市、石岡市、かすみがうら市ほか[21万9,000件]

これら5社が首都圏にもつ顧客数はおよそ40万件。東京ガスの既存顧客数はおよそ1,100万件。この膨大なガス需要家に向けて、「これからは電気もガス会社で」と呼びかける。

東京ガスでは5社と協働で、来年4月以降、電気とガスの「セット販売」も検討している。ガス会社ならではの割引料金メニューで、東京電力の牙城を切り崩していく構えだ。東京ガスと提携各社は、「電力の安定供給、電気料金の低減、お客様の選択肢の拡大に貢献するとともに、今後も、お客様の暮らしや、ビジネスの価値向上に努めてまいります」と述べている。

来年の電力小売全面自由化の先には、2017年の都市ガスの小売全面自由化も控えている。ガス各社にとって、家庭向け電力小売市場への参入はガス顧客のつなぎ止めにもつながるだけに、今回の提携の意義は大きい。

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