創立50周年を記念し長期事業戦略を発表 =サンテックパワージャパン(下)

(上)より続く】

100年使える太陽光へ

サンテックパワージャパンの、次の50年を見据えた長期経営戦略。その1つ目は「長く安心して使い続けられる太陽光発電システムの開発」だ。耐久性に優れたモジュールの開発や2019年問題対応のソリューション提案、また、全国をカバーするアフターサポート体制の強化を進めるという。いわゆる2019年問題への対応としては、住宅用オリジナルのハイブリッド蓄電システムの開発を進めており、2018年後半には発売予定とのことだ。さらに、同社が注目するのは既築住宅。専門のソリューション営業グループを設置し、ビジネスモデル構築を進めていく。

FIT以降も運用できる発電所の開発

2つ目は「低コスト・ハイパフォーマンスな発電所開発の強化」だ。性能面の向上はもちろん、FIT期間後も採算のとれる低コストな発電所の開発・運用を目指す。既に、順風グループの経験と、サンテックパワージャパンの調整力をフル活用し、三重県に23.5MWの特高発電所を開発中とのことだ。ボランティアで農業用水路の草刈りを行うなど、地域との共生のための活動にも注力している。

O&Mは大きな柱

3つ目が「発電施設の保守管理事業の強化」。今年5月には、同社のO&M遠隔監視センターの装備拡張を行い、リニューアルオープンした。同社が導入を開始し、4月に国内法人を立ち上げたメテオコントロールの製品を始め、NTTスマイルエナジーやオムロンなど各社の監視ツールに対し対応可能なシステムで、全国の太陽光発電所を24時間体制で遠隔監視できる。遠隔監視の強化は現地駆けつけ調査のコスト削減を実現する。

これにより、初めて他メーカー(インリーグリーン)製モジュールを採用した発電所の監視を行うという3サイトを含め、累計11サイト、23MWのO&M契約を獲得予定という。

トータルな再エネソリューション

そして4つの戦略の最後が「再生可能エネルギーのトータルソリューションの開発」。太陽光発電に限らず、トータルなソリューション提案を行っていくという。

例として示したのが、順風グループに属するNobao Renewable Energy地中熱ヒートポンプ導入の実証実験。長野テクニカルサポートセンターへ年度内を目途に導入し、6月に導入済みのLED照明と合わせ、コスト削減値をデータベース化するという。工場や集合住宅、オフィスビルなどへの展開を狙う。

また、同じくグループ関連企業のPowin Energyによる大型蓄電システムを国内メガソーラー向けに導入する。大型蓄電システムについては、系統安定化に加え、将来の自家消費を見据え、国内需要が高まると見ている。

これまでも太陽光発電モジュールに限らず、屋根用架台やHEMSなど多くの製品を自社開発してきた同社。4つの事業戦略を加え、再生可能エネルギーのトータルソリューション企業として、社会に必要とされる100年企業を目指すとしている。

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