【特集】V2H充放電器&ソーラーカーポート最前線③椿本チエイン:災害時の電源・平時の充電に活用するV2X対応充放電装置

【②ニチコンより続く】

椿本チエイン(大阪市北区)は、V2X対応充放電装置「eLINK」を京田辺市役所(京都府)に寄贈した。市役所駐車場に設置し、大規模災害時に活用するとともに、平常時には電気自動車への充電装置として市民に開放する。

[画像・上:V2X対応充放電装置「eLINK」]

「eLINK」は、充電だけでなく、電気自動車の蓄電池から電力を取り込み、公共施設やビル等へ供給できる。EMSの指令受信後、約2秒で定格電力まで出力が可能。また、電気自動車に蓄えた電気を直接送配電網に送るV2Gにも対応し、VPPリソースとして、国内の実証実験にも多数採用されている。

通信インターフェイスとしてECHONETLite、Modbus/TCPに対応、通信システムに応じたIoTゲートウェイ、電力計測器、カード読取器などを組込むことができる。

視認性の良いスマートなデザインで、タッチパネルによる利用者の認証も可能なので、公共施設や事業所での導入に向いている。同社では、京田辺市のほか、埼玉工場のある飯能市、長岡京工場のある長岡京市にも同商品を寄贈する予定だ。
また、一般社団法人次世代自動車振興センターが交付する令和2年度「クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」の補助対象設備に認定されている。

【④シナネンに続く】

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