北米寒冷地でのスマートコミュニティ実証開始【NEDO/田淵電機】カナダ・オンタリオ州オシャワ市「国際エネルギー消費効率化等技術・システム実証事業」

[画像・上:太陽光パネル・蓄電池併用インバータシステムを活用した本実証の設置・接続イメージ(提供:田淵電機)]

カナダ・オンタリオ州オシャワ市で、太陽光パネル・蓄電池併用のインバータシステムを用いたスマートコミュニティ実証事業が現地時間11月20日から開始された。

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「国際エネルギー消費効率化等技術・システム実証事業」のひとつで、事業委託先は田淵電機だ。地元のオシャワ市およびオシャワ電力(OPUC)と協力し、同市内の30戸の家庭に太陽光パネルと蓄電池を1台で制御可能な逆潮流制御機能付きハイブリッドインバータシステムを設置。2016年度末まで停電時における非常用電源としての活用と系統安定化を検証する予定だ。

オシャワ市は北緯約43度に位置し、北海道中部とほぼ同緯度の寒冷な土地柄だ。一方で冷害により年間200回以上の停電が発生している。安定的な電力供給の手段として、分散型電源が選択された格好だ。加えて、電力会社による系統への遠隔出力制御も行う。

実証システムの性能評価では、太陽電池の出力、蓄電池の充放電状態、各家庭の消費電力を測定し検証することで、同市における最適な太陽電池容量や蓄電池容量を見極める。また、停電時における非常用電源としての利用や、深夜電力を蓄電池に充電し日中に放電利用するピークシフトを考慮した、蓄電池の充放電制御等の最適なシステム運転方法の確立を図る。

今年7月に、オシャワ市およびOPUCとの基本協定書(MOU)締結以降、本システムを設置する家庭を募集してきたところ、200件を超える応募があったとのこと。住民の関心とこのシステムにかける期待は大きそうだ。

NEDO田淵電機_02

11月20日(現地時間)にオシャワ市にて行われた運転開始式には、NEDO理事・渡邉誠氏、オシャワ市副市長・ネスター・ピドウェルベッキ氏、OPUC会長ロン・スチュワート氏、田淵電機社長・貝方士氏らに加えて、事業に参加する地元住民も出席 提供:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)

11月20日(現地時間)にオシャワ市にて行われた運転開始式には、NEDO理事・渡邉誠氏、オシャワ市副市長・ネスター・ピドウェルベッキ氏、OPUC会長ロン・スチュワート氏、田淵電機社長・貝方士氏らに加えて、事業に参加する地元住民も出席 提供:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)

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