【NEDOほか】燃料電池開発2テーマ新たに始動

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による燃料電池の新たな実用化技術開発2テーマが始動した。出力数百kWまでの業務用・固体酸化物形燃料電池(SOFC)が開発対象だ。

SOFCは電解質にイオン伝導性ジルコニア系セラミックスを用いる。作動温度は800~1,000℃ほどと高温で、発電効率が約40~50%と高くなる。経産省策定の「水素・燃料電池ロードマップ」において、SOFCが業務用として2017年での市場導入を目指されているのは、この発電効率の高さゆえだ。今回着手された2テーマも、2017年の市場投入が目標とされている。

NEDOは2013年度から2017年度までの予定で、SOFCの開発プロジェクトである「固体酸化物形燃料電池等実用化推進技術開発」を展開している。今回の2テーマでは、実負荷条件下での試験研究により、導入効果の検証と技術課題の抽出を行う。

[画像・上:業務用燃料電池の活用イメージ(提供:デンソー)]

【1】固体酸化物形燃料電池(SOFC)を用いた業務用システムの技術実証
助成予定先:デンソー
飲食店、福祉施設などをユーザーとして想定し、5kW級の業務用SOFCシステムについて実用化技術開発を実施。ユーザーに最適なシステムの基本設計、耐久性に関する課題抽出とその対策に取り組むとともに、システムの導入効果の検証などを行う。

SOFCハイブリッドシステム実証機(上)とその内部構造イメージ図(下) 提供:三菱日立パワーシステムズ

SOFCハイブリッドシステム実証機(上)とその内部構造イメージ図(下) 提供:三菱日立パワーシステムズ

【2】円筒形SOFC-マイクロガスタービンハイブリッドシステムの市場投入に向けた技術実証
助成予定先:三菱日立パワーシステムズトヨタ自動車日本特殊陶業
SOFCとマイクロガスタービンを組み合わせた250kW級のシステムについて、実負荷条件下で実用化開発を行う。セルスタック性能・耐久性・システム運用性・安全性等のデータを取得して評価・検証を行うとともに、システム製造・設置コスト低減の課題抽出・改善を進める。

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