≪特集≫太陽光モジュール「リユース」巡り動き出す企業①ネクストエナジー・アンド・リソース

リユース市場の先駆者としての知見活かし高精度検査体制構築

ネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ケ根市)は、太陽電池モジュールのリユース市場を業界に先駆け創出してきた。14万枚を超える中古モジュール検査を実施し、「REBORNテクノロジー」として厳格な審査基準を確立した。

[画像・上:「REBORNテクノロジー」検査に入荷された太陽電池モジュール]

昨年より「太陽電池リサイクルセンター」の運営を開始している。入荷したモジュールは、洗浄および外観検査を経た後、ソーラーシミュレータにより絶縁抵抗測定、I-V出力測定、EL検査を実施。検査結果を、蓄積したデータに照らし合わせてランク分けする。全てのモジュールにはシリアルナンバーが付与され、検査結果(評価)、使用していた地域・用途、試用期間を確認できる。

資源循環促進の立場から、3Rが再び注目されている。同社がリユース事業で培った知見は、ガイドライン策定にも活かされている。「近年は輸出向けリユースパネルの需要が増えており、最低限の性能検査とトレーサビリティーが必要になる」と社長室・小野広弥氏は言う。

同社は、リユース太陽電池モジュールを中間処理事業者に持ち込んでの検査実施およびブロックチェーンによるトレーサビリティーシステム構築の実証事業に参加を予定している。

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