「小形風車+太陽電池+蓄電池」非常用電源システム設置【ゼファー】宮城県東松島市の避難所で稼働

[画像・上:電源システムが設置された8カ所のひとつ、東松島市本庁舎]

風力・太陽光などエネルギーに関する機器の開発、製造、販売を手掛けるゼファーは3月8日、宮城県東松島市の指定避難所8カ所に、同社の小型風力発電機と太陽光発電による独立型発電設備が導入されたと発表した。この設備は小形風力発電機「エアドルフィン」と太陽電池を組み合わせたハイブリッド自家発電システムで、停電時には避難所への導線の確保、災害時には非常用電源として利用される。

東日本大震災により甚大な被害を受けた東松島市は2012年に「東松島市環境未来都市計画」を策定し、「自立型防災都市」を目指している。その具体的な取組みが「再生可能エネルギーに基づく自立分散型電源の構築」と「エネルギーの域内自給率向上」だ。震災被害の教訓から公共避難所における自立した避難生活機能の向上、とりわけ災害による停電時の電力供給は大きな課題となっている。

今回の独立型発電設備で発電された電気はLED街路灯に供給され、通常時には駐車場の照明として利用。停電時(夜間)には地域住民が避難所に避難する際の目印になり、導線を確保することに役立つ。また、災害時には、収容される避難者が最低限の避難生活を確保するために必要な照明、通信、冷暖房設備などに用いる非常用電源システムとして利用される。

各所の発電量は、エアドルフィン(1kW)が5台、太陽光パネル(0.165kW)が10枚で合計6.65kWh。蓄電池も併設され、その容量は24kWhだ。

ゼファーはエアドルフィンの独立電源システムを小形風車と太陽光のハイブリッドシステムのパッケージ商品として販売しているが、今回は震災地域の要望に応えるため特別な仕様での非常用電源システムとなっている。同社は今後も震災後の非常用電源へのニーズに対し、信頼性の高い独立電源システムを提供していく方針だ。

東松島市・小野市民センターにも設置。8カ所は全て指定避難場所だ

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