超小型木質バイオマスシステム販売開始【電現ソリューション】フィンランド「Volter40」出力40kW

再生可能エネルギー創造企業の電現ソリューション(東京都港区)は3月4日、日本初の超小型バイオマスシステム「Volter(ヴォルター)40」の受注を開始した。木質チップを原料とするガス化熱電併供装置製造のヴォルター(フィンランド)との独占販売契約の締結を機に、日本での総代理店として同システムを提供し、日本の分散電源普及と促進に努める。国内1号機は、秋田県北秋田市の道の駅「たかのす」に設置する予定だ。

Volter40は木質チップから燃焼ガスを取り出し、ガスエンジンを稼動させることで発電する。北欧らしい優れたデザインが特徴だ。幅1.2m、長さ4.8m、高さ2.5mと非常にコンパクトなユニットで、この装置の中にガス化炉から発電機までを収納する。発電能力は40kW。熱電併給により最大78%と、高いエネルギー効率を実現。さらに並列設置により、近隣から搬出可能なバイオマス資源量に応じて、40kWからメガクラスの発電所まで、自由度の高いプラント開発が可能だ。

燃料である木質チップの使用量は1日4.5㎡、質量換算でおよそ年間320t(含水率15%)。低コストで燃料品質(低含水率)を実現できるチップ乾燥機もセットで販売する。秋田県北秋田市の道の駅「たかのす」に設置する国内1号機は道の駅で消費する電力と熱を供給し、地域の木質バイオマス資源を使ってエネルギーを地産地消する取り組みになる。同事業はバイオマス利用を推進する同市と連携して進められる。

北秋田市は面積の83%を森林が占めているが、林業業者の減少により伐採後の残材が大量に放置されたままになっている。この未利用の資源を活用する木質バイオマス発電プロジェクトの最初の取組みが道の駅への設置だ。電現ソリューションは同市内にヴォルター・ジャパンの本社と工場を設立する計画を進めている。本社工場に2号機を設置して、同市を拠点に全国各地に導入事例を拡大していく構想だ。

[画像・上:超小型木質バイオマスシステム「Volter」]

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