【日本ユニシス/チャレナジー】強風に負けない「台風発電システム」共同事業開始

日本ユニシスとベンチャー企業のチャレナジー(東京都墨田区)は、台風下でも発電可能な「次世代風力発電サービス」の開発と事業化を共同で推進していくことに合意。両社は8月7日から沖縄県南城市で実証試験を開始する。

チャレナジーは、台風エネルギーを電気に変える「台風発電」を可能にするため、プロペラ翼を持たない風力発電機「垂直軸型マグナス風力発電機」の開発を進めている。円筒を気流中で自転させた際に発生する「マグナス力」により動作する仕組みの次世代風力発電機だ。これにより台風のような強風時でも発電できるようになる。同社はこれまで「下町風車発電」プロジェクトと題し、浜野製作所(東京都墨田区)の技術開発支援を受けて試作機の開発に挑んできた。

日本ユニシスと共同で開発する「次世代風力発電サービス」は、風速や風向が安定しない国内で、同社の風力発電機を用いることが大きな特徴。これにより安全性・安定性の高い発電環境の構築を目指す。さらにホテルやビルの屋上、地理条件により制約を受ける離島での発電も可能になる。

もう一つの大きな特徴は、日本ユニシスの持つIoT関連技術を活用した遠隔運用監視だ。実証試験では、発電設備に取り付けたセンサーデバイスからネットワーク経由でデータを収集。機械学習やビッグデータ解析を行うことで発電設備の稼働状況を管理・分析する。発電量低下による経済的損失の回避やメンテナンス業務の効率化を実現するシステムの開発を目指す。

日本ユニシスは、センサーデバイスの開発からデータ収集・配信・加工・解析までをワンストップで提供する「IoTビジネスプラットフォーム」の開発に取り組んでいる。同社は「次世代風力発電サービス」をその第一弾と位置づけ、風力発電設備における遠隔監視システム構築を進めていく方針だ。

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