九州電力 奄美大島で「新名音川発電所」運開

[画像・上:新名音川発電所全景]

九州電力はこの6月、鹿児島県大和村(奄美大島中央部)で進めていた名音川発電所再開発を完工。営業運転開始を発表した。「新名音川発電所」の出力は従来の約6倍、年間の発電量は4倍に増強された。

沖縄本島、佐渡島に次ぎ日本で3番目に大きな島である奄美大島には、九州電力が運営する竜郷発電所(出力6万kW)、名瀬発電所(2万1,000kW)、古仁屋発電所(4,750kW)の3カ所の内燃力発電所と、名音川発電所、新住用川発電所(3,000kW)の2カ所の水力発電所がある。このうち奄美大島の北部に位置する竜郷発電所は単機出力1万kWの日本最大級のディーゼル発電機6台を有し、同島の約66%の電気を賄ってきた。名瀬発電所と古仁屋発電所、新住用川発電所の遠隔制御も行っている。

旧名音川発電所は1956年に運転を開始。当初は大和村の村営施設だったが、1970年に大島電力の運営となり、1973年に大島電力が九州電力と合併したことから、以降は九州電力が運営してきた。開設から58年間運転を継続してきたため、近年では主要機器の老朽化が顕著となり、設備の更新に迫られていた。そこで九州電力は2014年9月から再開発工事を実施していた。

新名音川発電所は名音川から取水し、76.87mの有効落差を利用して発電する。再開発により最大出力は65kWから約6倍の370kWへ増強した。出力がアップしたことで、年間の発電電力量も約50万kWhから約4倍増の200万kWhに増加する見込みだ。これは一般家庭約600世帯が1年間に使用する電力量に相当する。

新しくなった水力発電機

新しくなった水力発電機

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