福島県磐梯地域の地熱資源3次調査開始 出光興産ら「福島地熱プロジェクトチーム」

出光興産を代表幹事とする「福島地熱プロジェクトチーム」は6月17日、福島県磐梯地域における地熱開発掘削調査(3次調査)を開始すると発表した。参加企業は、出光興産、国際石油開発帝石、住友商事、石油資源開発、地熱技術開発、日本重化学工業、三井石油開発、三菱ガス化学、三菱商事、三菱商事パワー、三菱マテリアルの11社。期間は2016~2017年度の予定。

東北3県にまたがる磐梯朝日国立公園内の磐梯山周辺地域は東北最大級の地熱資源があると推定されている。国が進めるエネルギー政策の一環として、同地域では地熱開発事業が検討されている。福島地熱プロジェクトチームは石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の助成を受け、磐梯山周辺地域で地熱開発に向けた資源調査を2013年度から実施している。

1次調査(2013年度完了)では、温泉モニタリング提案のための地表調査(源泉調査、流体地化学調査)を実施。2次調査(2015年度完了)では、地下構造推定のための地表調査(温泉モニタリング、微小地震観測など)を実施した。

この結果、磐梯山東部の土湯沢温泉跡地(福島県猪苗代町土湯沢山)を地熱開発に有望な開発地点と確認し、3次調査の開始を決定した。予定では、6月から掘削基地の建設に向けた敷地造成を進め、7月半ばから機材搬入・設置を行い、9月から掘削工事に着手する。3次調査では、調査地の地下の温度、地質構造、貯留層の有無などを確認するために調査井(傾斜井)2坑を掘削する。調査井の最終抗径は約22cm、掘削長は最大2.3kmを計画している。

掘削調査の結果、地熱資源を確認できた場合は、有望地点での開発調査井掘削計画を策定して地域住民に提示し、合意のもとで事業性調査への移行を判断する。事業性調査では、生産井・還元井掘削、実証試験、環境アセスメントなどを行う。

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