インドネシアで7.2MW小水力発電事業始動、日本工営現地法人

[画像・上:現地写真]

建設コンサルタント最大手の日本工営はこの7月、インドネシア現地法人のチカエンガンティルタエネルギー(ジャカルタ市)が5月23日にインドネシア国有電力会社(PT・PLN)と売電契約を締結し、6月29日に小水力発電施設の建設に着手したと発表した。

日本工営は2013年、インドネシア西ジャワ州チカエンガン川に小水力発電の開発権を持つ現地企業チカエンガンティルタエネルギーの発行済み株式の9割を取得し、経営権を握った。今回の売電契約の締結を機に、インドネシア版FIT(固定価格買取制度)を適用した売電事業に本格的に参入する。

小水力発電施設は3.59MWの横軸フランシス型水車を2基建設する。発電方式は純粋流込み式で、設計流量は毎秒8.2㎥、有効落差は101.6m。設備容量は7.2MW、年間売電量は46.7MWh(設備利用率74%)を見込んでいる。

インドネシアでは、現在の水力発電容量約4,000MWを、2019年に6,300MW、2028年には1万5,000MWまで増強する計画が進められており、FIT制度のもと小水力発電事業が脚光を浴びている。

日本工営は、1960年代から50年以上にわたりインドネシア国内での水力発電事業の計画・設計・施工監理を行ってきた。今回の事業では、同社グループが水力発電施設の施工監理を行うことで事業費節減に努め、水車・発電機など設備の一部についてリースファイナンスを利用することでリスク分散を図る。

同社は小水力発電のみならず太陽光、地熱発電など長期的な成長が見込める再生可能エネルギー発電事業への投資を検討している。今回の小水力発電事業をグループの初の海外水力事業案件と位置付け、将来的には水力IPP(独立系発電事業者)事業のグローバル展開を構想している。

建設が始まった小水力発電施設の場所

建設が始まった小水力発電施設の場所

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