【インタビュー】施工の現場から「第13回」 施設外観O&Mが必要な時代に

雑草を甘く見てはいけない。時には太陽光発電所の設備を破壊してしまうこともある。

上掲の写真を見て分かるように、発電所の敷地内は防草シートを敷設しており、それなりに効果を発揮している。基礎の杭と防草シートの境目から伸びている雑草はひじょうに繁茂しているものの、まだ致命的な問題にはなっていない。

[画像・上:除草を怠ると、時には設備を破壊してしまうことも]

しかし、写真向かって右側をよく見てほしい。ただの雑草の固まりではなく、フェンスにまとわりついた雑草なのだ。この雑草のせいで、フェンスが傾いてしまっている。雑草により風雨の影響を強く受け、想定以上の負荷がかかってしまうことが原因だ。

まとわりついた雑草をこの事例のように放置していると、フェンスが傾き、そのうち倒壊してしまうだろう。

事業者としてもう一度確認したい「FIT法改正」

来年4月施行の改正FITI法により、設備の安全性や適切なO&Mなどの基準に達していない産業用太陽光発電所は、【認定取消し】される可能性がある、ということは前回解説した。

ただ、「改正FIT法施行後に設置された発電所が対象で、それ以前のものは対象外」という、間違った認識の発電事業者も多いので、改めて確認しておきたい。

改正FIT法は、既に発電を開始している既存の発電所も、すべて対象となり、必ず対応しなければならない。

近隣住民による通報を受け付ける窓口も設置される。普段からO&Mを行うのはもちろんだが、特に外観で危険性を想起させるような状況が発生した場合は早急に対策すべきだろう。

上の写真のようにフェンスが傾いていれば、通報されることはほぼ確実だろう。

子供がいたずらしてフェンスの下敷きになるかもしれない。または、もっとひどい風が吹いたら、もっとひどい雨が降ったら、フェンスが飛ばされて近隣家屋に激突するかもしれない。

このような不安を近隣住民に与えないためにも、フェンス際の除草も適切に実施しなければならない。

エナジービジョン代表取締役・奥山恭之》

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