【インタビュー】施工の現場から「第14回」 MC4互換コネクタの焼損

太陽電池モジュールの接続コネクタとして標準的な、MC4互換コネクタの焼損事例が徐々に報告され始めている。

ある低圧分譲発電所では、「A社の多結晶パネルの現場で、MC4互換コネクタの熱変形が頻発している」という。

定期点検でモジュールの電気的点検を行い断線を発見、障害位置を目視で探したところ、パネル下でコネクタのオス・メスが離れた状態で垂れ下がっていた。どうやら、熱で変形して外れてしまったらしい。

また別の現場では、「やはり電気的点検で断線を発見し、対象アレイのパネル下を探したところ、一見、普通に接続できているコネクタの中央部が熱で変形」していた。

このような、「熱の影響で変形していた」、「接続部分が焦げていた」という同例のトラブルの報告は、他の発電所からも増加している。

MC4互換コネクタ焼損事例の原因としては、以下のことが考えられる。

◆コネクタ内部の接続が不十分で接触不良が発生、そこに高電圧が掛かることで異常発熱。コネクタの変形、焼損を招いた

ストリングの電圧以外に高電圧が掛かる原因としては、落雷によるものも想定される。それが原因でアークが発生し異常発熱を招く可能性がある。

モジュールに元々付いていているコネクタの場合は、メーカーの製造起因の問題と言っても良いだろう。

モジュール配線の長さを調節するために、別売りのMC4互換コネクタに交換する場合もあるが、あまり安価なコネクタは精度が悪いことがあるので避けた方が無難だろう。またコネクタ交換時に圧着などの作業を行う際は、適正な器具を使わなければトラブルにつながる。

接触不良となれば、最悪発火事故を招きかねない。その際にはメーカー責任ではなく、施工責任が問われるため、安易に考えるべきではない。

エナジービジョン代表取締役・奥山恭之》

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