1mの落差で発電する高効率な小水力発電機を発売、協和コンサルタンツ

建設一般や小水力発電に関するコンサルタントを行っている協和コンサルタンツ(東京都渋谷区)は、10月からオリジナルで開発した水流落差式の新たな小水力発電機の販売を始めた。

[画像・上:協和コンサルタンツの小水力発電機完成品イメージ。本体重量は約200kg]

九州工業大学(北九州市)との産学協同で開発した。4年間ほどの開発期間を経てこのたび商品化まで漕ぎつけた。既に国内外の特許を取得済みという。

その最大の特徴は、発電機部分に内外2つのローターを備えた「相反転方式」と呼ばれる機構を採用している点だ。

従来の発電機だと内側のローター(磁石)を一定方向に回転させて発電するのが一般的だ。それに対してこの相反転方式では、逆回転する2枚の水車羽と連動して内側(磁石)と外側(コイル)のローターが逆回転する仕組みを持つ。これにより発電機の回転数を増加させ、起電圧の高圧化を図る。

採用されている「相反転方式」のイメージ(向かって右側)。内外のローターが反転することで高起電圧化をもたらしている

採用されている「相反転方式」のイメージ(向かって右側)。内外のローターが反転することで高起電圧化をもたらしている

高起電圧化することで小さな落差でも発電が可能になる。この発電機でも、有効落差はわずか0.7~0.9m、毎秒0.15~0.20㎥の流量としており、そこから装置出力として450~600Wの電力を発揮する。

相反転方式にすることで、内外のローターが反対方向に回転することによる回転トルク相殺のメリットも大きい。振動など外部トルクを発生しずらい構造なので、頑強な据付ベッドなどが不要。より簡易・短期間な設置工事が可能となる。

有効落差の小ささから、農業用水路での発電も念頭に置かれている。非常時の電源として、さらに平常時の農業関連設備の電源、土地改良関連・公共施設の電源としてなど、高い出力を活かした用途が広がりそうだ。本体価格はオープン。

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