バイオマス発電由来の熱を栽培ハウスで利用へ タケエイが銀座農園と資本提携、農業に参入

産廃収集・リサイクル業、環境コンサル業、そしてバイオマスによる再エネ業などを展開するタケエイ(東京都港区)は11月17日、農業への事業参入を発表した。

銀座農園(東京都中央区)と資本提携を結ぶ。銀座農園の株式の第三者割当増資をタケエイが引き受ける。

タケエイは2013年に木質バイオマス発電を行う津軽バイオマスエナジー(青森県平川市:設備容量6,250kW)を設立。津軽地方の間伐材とリンゴの剪定枝を燃料として発電を行い、新電力である津軽あっぷるぱわー(青森県平川市)などを通して地元中心に電力を供給している。

タケエイと銀座農園は、農地所有適格法人・津軽エネベジ(青森県平川市)に出資。今回のケースでは、津軽バイオマスエナジーが保有する津軽エネベジの株式をタケエイと銀座農園に譲渡する形を取る。

津軽エネベジは津軽バイオマスから、発電時に同時に発生する熱の供給を受ける。高糖度トマトを栽培する栽培用単棟ハウス2棟内で活用する。熱をハウス内の温風として利用することで、冬場の暖房コストを年間数百万円の単位で節約できる見込みを立てている。

トマトの収穫量は年間25tを想定している。販売業務は銀座農園に委託され、全国の消費者に届けられる。

本事業は、2016年度・バイオマス産業都市に選定された「平川市バイオマス産業都市」プロジェクトの一環としても取り組まれる。

高糖度トマトの栽培は銀座農園の得意とする作物だ。今後タケエイが事業展開する各地域バイオマス発電所において、この銀座農園の知見を付加し、同様のスキームを応用していく計画も持っている。「木質バイオマス発電・熱事業+高付加価値農産物の生産・販売+地域農林業の活性化」という、多方面に亘るシナジー発揮に期待したい。

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