JR東 初の風力発電所が秋田で運開 PVやバイオマス含め再エネ事業推進

JR東日本が風力発電事業に乗り出す。秋田県内で建設中だった「JR秋田下浜風力発電所」で12月より運用を開始すると発表した。

[画像・上:「JR秋田下浜風力発電所」の風車。カラーデザインは山形県にもファクトリーがあるKEN OKUYAMA DESIGNが手掛けた(提供:JR東日本)]

同発電所では、日立製作所製・出力1,990kWの風車1基を設置。年間想定発電量は5,800MWhを予想。発電電力は全量がFITによって東北電力に売電される。

風車のカラーリングデザインは、デザイナーの奥山清行氏が代表を務めるKEN OKUYAMA DESIGNが担当した。イタリアのカロッツェリアであるピニンファリーナでフェラーリなどのボディデザインを担当した奥山氏は、秋田新幹線で現在運行されているE6系車両のデザインも担当している。風車全体のテーマは「地平線」で、グリーンのラインは「秋田の大自然とJR東日本のコーポレートカラー」、赤いラインは秋田新幹線でも採用されている「JAPAN RED」を意味し、JR東日本が秋田で情熱的な力、新しい力を発揮することを表現しているとのことだ。

同発電所では、今年度の経産省「新エネルギー等の保安規制高度化事業(電気施設保安技術高度化の評価・検証事業)」として、JR東日本と日立製作所が共同で風車の異常の遠隔監視システム実証試験も行う予定。さらに地元である秋田市の「あきた次世代エネルギーパーク」に登録、地域の環境教育にも貢献することが予定されている。

これまでグループ会社であるJR東日本エネルギー開発が秋田県由利本庄市での「由利大内ウィンドファーム風力発電事業」(総出力5万kW)の環境アセスメントを実施中だが、JR東日本本体の風力発電事業としては本件が初となる。

9月、八戸バイオマス発電所起工式の様子(提供:JR東日本)

9月、八戸バイオマス発電所起工式の様子(提供:JR東日本)

9月には、JR東日本、住友林業、住友大阪セメントが共同事業で展開する八戸バイオマス発電所(青森県八戸市)の起工式も挙行。定格出力1万2,400kWの同発電所は2018年4月に運開予定だ。従来から秋田県や関東地方で事業展開している太陽光発電に関しては、福島県で新規に建設している案件も含め、今年度中に約1万2,000kWに到達するとの見込みを発表した。さらに地熱発電でも石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の助成を受けて青森県と岩手県で調査に入っており、JR東日本は東北エリアを中心としたエネルギー事業を今後も積極的に推進する方針だ。

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