MHPSがコスタリカ国営電力公社から地熱蒸気タービンを受注

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)はさきごろ、コスタリカの国営電力公社(ICE)向けに、出力5万5,000kW級の蒸気タービンを受注したと発表した。今後納品する蒸気タービンは、同国のグアナカステ県に建設される「ラス・パイラスⅡ地熱発電所」の中核機器となる。

同地熱発電所の建設地は、コスタリカの北西部に位置する。近隣には同社が2000年に蒸気タービンを納入した「ミラバレスⅢ地熱発電所」がある。

プロジェクトの設計・調達・建設マネジメントは、スペインのエンジニアリング企業であるイニテック社が担当。MHPSは、イニテック社を通じて蒸気タービンを供給するほか、技術者を派遣して据付・試運転の指導に当たる。発電機は三菱電機製を採用する。

コスタリカの電力インフラは約90%が再生可能エネルギー。水力発電への依存度が飛び抜けて高いが、地熱発電のポテンシャルも高く、総発電量の15%を占めている。同国では近年の順調な経済成長を背景に電力需要が増加しており、政府は地熱発電へのさらなる投資を決定している。これを受けてICEは地熱発電所の新設および出力増強に力を注いでいる。

MHPSはこれまで、同国の地熱発電所向けではミラバレスの2カ所を含め3万2,000kWとなる設備を納入した実績を有している。

ラテンアメリカは同社にとって重要な市場となっている。過去2年でメキシコに2件(7万5,000kW相当)の地熱発電所を納入している。メキシコ中西部のナヤリット州に建設された「ドモデサンペドロ地熱発電所」では、MHPSは蒸気タービンなどの主要機器、補機の設計・製作・調達・据付・土建工事・試運転などを担当した。

同社は地熱発電分野では、これまで世界13カ国から100件を超える受注実績を持っている。その総設備容量は300万kW超に達しており、世界の地熱発電設備容量実績でトップクラスのシェアを持っている。

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