木質チップ、輸入PKSも燃料の50MW「紋別バイオマス発電所」運開 住友林業/住友共同電力

住友林業住友共同電力は12月1日、合弁で設立した「紋別バイオマス発電」(北海道紋別市)が運営する「紋別バイオマス発電所」が営業運転を開始したと発表した。

[画像・上:紋別バイオマス発電所]

建設地は紋別港第3埠頭。オホーツク地域の未利用木材を主燃料とした日本最北端の大型バイオマス発電施設で、発電規模は国産材を主材料とした発電施設として日本最大級となる50MW。発電した電力はFIT制度を利用して北海道電力に売電する。

発電所で利用する燃料の供給は、同発電所に隣接するチップ製造会社「オホーツクバイオエナジー」が担う。同社も住友林業と住友共同電力が合弁で設立したもので、木質資源を木質チップに加工して供給する。燃料はほかにも協力工場から集荷した木質チップや輸入PKS(パームヤシ殻)、補助燃料の石炭などを利用する。

住友林業は1917年に紋別での山林経営を開始しており、紋別地域には社有林が立地する。地元の行政や林産業関係者との間に幅広いネットワークを有することもあり、同地区でのバイオマス発電事業を決定した。

住友林業と住友共同電力は神奈川県川崎市でも共同出資の会社を設立し、都市部で発生する建築廃材由来の木質チップを燃料とする「川崎バイオマス発電所」(33MW)の営業運転を2011年に開始している。

住友林業は再生可能エネルギーによる発電事業を2019年3月までに200MW規模まで拡大する計画を立てている。現在、北海道苫小牧市で発電規模5.8MWのバイオマス発電所、青森県八戸市で発電規模12MWのバイオマス発電所の建設を進めている。

住友共同電力は今後も再生可能エネルギーの活用を推進し、適地があれば事業展開の検討を進める方針だ。両社は林業と電気事業の連携を推し進め、これまで以上に地域に根ざした事業モデルを構築するという。

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