【年頭所感・2017年:政策③】山本 有二(農林水産大臣)

明けましておめでとうございます。

平成29年の新春を迎え、皆様の御健勝をお祈りいたしますとともに、我が国農林水産業の一層の発展に向けて所感の一端を申し述べ、年頭の御挨拶とさせていただきます。

農林水産省一丸となって、農林水産業の成長産業化、「強い農林水産業」と「美しく活力ある農山漁村」の実現に向けて、全力をあげてまいります。

TPPについては、協定及び関連法案が、昨年12月、国会で承認・成立いたしました。我が国農林水産業の体質強化は待ったなしの状況であり、引き続き、体質強化に向けた各種施策を実施してまいります。

【食料・農業・農村政策】

「農業競争力強化プログラム」に盛り込んだ改革を確実に実現してまいります。

農業者の所得向上を図るには、生産資材価格の引下げと流通・加工構造の改革が極めて重要です。

生産資材に関する法規制の見直しや、業界再編等を推進することにより、生産資材業者の生産性を高めてまいります。また、農業者が生産資材の購入先について、価格等を比較して選択できる環境の整備等により、良質かつ低廉な生産資材の供給を実現してまいります。

また、流通・加工構造の改革については、農業者・団体から実需者・消費者に直接販売するルートの拡大や、中間流通の抜本的な合理化の支援などにより、業界再編等を推進します。

【林業政策】

我が国の林業・木材産業は、戦後に造成された人工林が本格的な利用期を迎える中、豊富な森林資源を循環利用しつつ、森林・林業の持続的な発展と公益的機能の発揮を図ることが重要です。

昨年5月に策定した新たな森林・林業基本計画を着実に実行してまいります。路網整備や施業の集約化等により原木供給力を増大させるとともに、川上から川下までをバリューチェーンでつなぐ原木供給体制の構築、規模拡大や事業者間連携による木材加工・流通体制の整備等を推進し、国産材の安定供給体制を確立します。また、CLTに係る政府一体での活用促進や量産化によるコスト低減を進めていくとともに、セルロースナノファイバー等の新たな木材製品・技術の開発・普及、公共建築物や商業施設等における木材利用の促進等により、新たな木材需要の創出に取り組みます。

さらに、森林吸収源対策としての間伐や主伐後の再造林対策を強化するとともに、森林環境税(仮称)の創設に向けて全力をあげてまいります。

これらの取組をとおして、森林資源の循環利用による林業の成長産業化を実現してまいります。

 

以上、年頭に当たり、今後の政策展開を中心に私の所感の一端を申し述べました。

私は、農林水産業こそ、経営意識を持った創意工夫により飛躍的に成長することができる、夢ある産業であると確信しております。若者が憧れ、誇りを持って活躍することができる、そういった農林水産業の実現、夢と希望の持てる農政新時代の創造に向けて全力で取り組

み、大いに飛躍する一年としたいと考えております。

農林水産行政に対する皆様の御支援と御協力を賜りますよう、本年もよろしくお願い申し上げます。

*原文から本紙向けに一部省略・編集

《関連リンク》

農林水産省HP

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