HIOKIがI-Vカーブトレーサ「FT4300」発売 1ストリング1秒の高速測定が可能

電気計測器の開発・生産・販売の日置電機(HIOKI、長野県上田市)は2月17日、太陽電池モジュールのメンテナンス測定器I-Vカーブトレーサ「FT4300」を発売した。

[画像・上:IVカーブトレーサFT4300]

I-Vカーブトレーサは、複数枚のモジュールが直列に接続された「ストリング」と呼ばれる系統ごとに、その出力電流-電圧特性(I-Vカーブ)を視覚化し、パネル本来の特性が維持できているかを確認するツール。太陽光発電設備のメンテナンスに用いられている。

太陽光発電設備は大型化が進み、メガソーラーなどの大規模発電設備では、ストリング数は数百になる。今回発売したFT4300は1ストリング1秒で測定する高速測定を実現したことで、発熱を気にせず連続でストリングスを測定できるため、作業時間の大幅な短縮が可能になる。

また、自動測定機能が搭載されているため、接続箱の端子にプローブ(測定に用いる探針)を当てるだけで測定でき、作業効率が向上した。

測定結果はBluetooth(ブルートゥース)無線通信でタブレット端末に転送し、記録・確認できるようになり、利便性が大きく向上した。これにより、タブレットの高精細な画面で微妙な出力特性の変化を確認できるようになった。特に最大20ストリングの測定結果を重ね書き表示できることから、容易に比較確認できるようになっている。

なお、I-Vカーブの測定を正確に行うには、日射量とモジュール温度に基づき出力を標準試験状態に補正する必要がある。オプション品の日射センサZ2004とT熱電対9811、ワイヤレス電圧熱電対ロガーLR8515で測定したデータをタブレット端末に送信することで、I-Vカーブトレーサのデータを日射量と温度からリアルタイムに補正できるという。

年間販売目標台数150台。販売価格は42万円(税抜)。同社広報課は「受注は想像より多めに入っている」と手応えをつかんでいる。

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