上海航天機電がオリジナルブランドで新製品発表 日本国内市場浸透目指す

中国の太陽光モジュールメーカーである上海航天機電(上海市)は2月28日、都内で新製品発売を発表した。本社から太陽光発電事業部のルアン・チョンリ副総経理と、チャン・チョンウェイCTOが来日し、同社の企業概要と技術の紹介と合わせ、製品の発表を行った。

[画像・上:新製品をお披露目するルアン副総経理とチャンCTO]

今回発表されたのは、単結晶モジュールの「HyperC」、多結晶モジュールの「Hyper Black」そして、両面受光N型単結晶モジュール「銀河(Milky Way)」の3シリーズ。既に生産ラインも整っており、同日から市場投入する。

「HyperC」と「Hyper Black」は、同社のHIGHWAYシリーズの最新版。いずれも、5本のバスバーを用いて電気特性や力学特性、熱学特性を向上させた5BBセル技術と、耐PID技術、高信頼性の封止材などが特長だ。直列抵抗低下による高い変換効率で、PERC技術採用とあいまって、60セルのモジュールで単結晶で300W、多結晶でも280Wに達するほか、同出力のまま、1,500V対応モデルもラインアップする。

一方「銀河」は、両面受光N型PERT単結晶モジュールのシリーズ名で、今回発表されたのはそのアップデートバージョン。こちらも5BBセル技術により同シリーズの第一世代に比べ出力を10W高めている。

同社は中国航天科学技術グループの傘下で、名前から想像できるとおり、宇宙開発技術をベースに持つ。太陽光発電に関しては、1960年代に研究開発を開始したとのこと。シリコン素材から太陽光発電システムまで幅広く手掛ける垂直統合型のサプライチェーンを有するのが特長という。

続いて演壇に登ったのは昨年末に同社日本支社の社長に就任した淺野晃弘氏。同氏によれば、同社製モジュールの日本国内販売実績はピークだった2014年には240MWにのぼり、昨年も148MWを売り上げているが、内訳としては日本企業へのOEMがメインだったとのこと。

淺野氏は、2017年の日本支社の目標を持続的成長に置く。そのために一番大切なのは信頼感の醸成だという。これまでのOEMについて、さらに強固な関係を築くとともに、今後は日本市場の特性をつかまえ、新たなOEMやオリジナルブランドの展開を目指すとのことだ。

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