【経産省/横河電機/トヨタ自動車】F-グリッドのCEMSが本格稼働。工業団地内の効率的なエネルギー利活用を促進

横河電機のグループ企業、横河ソリューションサービスがシステム構築した「F-グリッド宮城・大衡(おおひら)」(宮城県黒川郡大衡村)の地域エネルギーマネジメントシステム(CEMS)が7月13日に本格稼働を開始した。それまでの過去2年間は実証試験内で運用されていた。

F-グリッド宮城・大衡は、2012年4月に採択された東北地方8地域における経産省のスマートコミュニティ事業のひとつ。大衡村にある第二仙台北部工業団地内の有限事業組合(LLP)により運営されており、その組合長はトヨタ自動車が務める。

F-グリッド宮城・大衡の特徴は、工業団地が中心となったスマートコミュニティ(F-グリッド:F=Factory)であるところ。LLPの所有する7800kWガスコジェネ施設、740kW太陽光発電、50kW蓄電池の電力・熱(蒸気と温水含む)と、変動する系統からの電力やガス料金などのデータとを、地域エネルギーシステムの司令塔であるCEMSに集約し最適な運用配分を演算。そして効率的に需要家=組合員に供給する。このマネジメントにより、2013年4月から2015年3月からの実証期間において、CEMS導入以前と比較してエネルギーコスト約20%の削減を実現したとのこと。

F-グリッド宮城・大衡は大衡村のスマートコミュニティ事業とも連携しており、大規模災害時は発電した電力を電力会社が購入し、東北電力の配電線から防災拠点となる大衡村役場等に電力を供給する。LLPは今後も県や村との連携を強化し、スマートグリッド構築を通じて「地域と工業地帯が一体となった安全で安心なまちづくり」を目指す方針だ。

[画像・上:横河電機のCEMS概念図。電熱の最適供給によってピークカットやピークコストを図る(資料:横河電機)]

F-グリッド宮城・大衡のシステム概念図。非常時には地元・大衡村への電力供給も想定されている(資料:トヨタ自動車)

F-グリッド宮城・大衡のシステム概念図。非常時には地元・大衡村への電力供給も想定されている(資料:トヨタ自動車)

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