「スマートエネルギーWeek2017」出展ブース紹介(上)

諸岡

自走式破砕機MC-2000を始め、迫力ある実機展示を行った諸岡のブース

バイオマス発電展に出展した諸岡(茨城県龍ケ崎市)は、ゴムクローラを利用した環境機械メーカー。新型エンジン搭載の自走式木材破砕機MC-2000の新型機など、不整地を得意とする同社製品を実機展示した。

オフロード法の最新基準(2014年基準)をクリアした新型エンジンで、従来から定評のある破砕性能や操作性はそのまま、地球環境により配慮した自走式破砕機は屋内では迫力満点。伐採を行っても搬出手段のない間伐材は山林に残置されていることが多いが、不整地でも移動できる自走式木材破砕機があれば、現地でチップ化が可能となる。燃料確保がネックと言われる未利用材活用の木質バイオマス発電に光を当てる機材だ。

また、メガソーラーの建設現場で活躍するのがクローラフォークリフトのMFD-20。太陽光発電所向けに平坦地が求めづらくなって久しいが、大幅な地形改変は環境面、防災面、そして何より建設コストの面で回避したいところ。不整地で架台などの資材を運搬するには、ゴムクローラは心強い味方だ。同社の腕の見せ所と言える。

 

翔栄クリエイト

パネル角度可変架台に、さらに高効率になったモジュールをアピールする3点セット

太陽光発電システム施工展とバイオマス発電展の2展に出展した翔栄クリエイト(東京都新宿区)。

太陽光ではおなじみになった同社の3点セットだが、発電効率を向上させながらさらに価格を低下させて登場。これは、今後定期的なメンテナンスが義務付けられる中で、収益性改善が需要な課題と考えるが故という。特に今回は、角度可変架台がポイント。年2回夏向け冬向けで角度を変更しただけで、発電量は1割以上増加するという。

バイオマスは燃料調達を含めたトータルなサポートが魅力

またバイオマス発電展では、FIT価格に目を奪われがちな「未利用材」を利用せずとも、ボイラーの設置コスト低減と安定稼働により収益を確保するソリューションを展示する。納期の短さや、建設からメンテナンスに至るトータルな提案もアピールポイントの一つ。

特に、燃料の安定確保が事業継続のポイントとなるのがバイオマス発電。ボイラー自体の多様な燃料対応への柔軟性と、燃料調達の面での顧客サポートが同社の特長とのことだ。

 

Aスタイル

来場者の熱い視線を集めた「e CHARGE」のAスタイル

「e CHARGE」で注目度大幅アップのAスタイル。太陽光発電EPC事業者による蓄電池ソリューションの展示が目立った今回のスマートエネルギーWeekだが、来場者の関心の高さでは一つ抜け出した感じで賑わっていた。

まだまだ不安定電源扱いの太陽光発電、また、ダックカーブ批判や夕刻以降の需要への対応は課題だ。九州や四国など、複数のエリアで、そろそろ今年は実際に抑制がかかるのではとの見方も強い。そうした太陽光発電に伴う多くの問題を解決するカギとなるのが蓄電池。家庭用自家消費向けシステムを含め、関連展示が増えるのも道理と言える。

しかし、蓄電池には蓄電池なりの難しさもある。FIT以前の2009年から、グローバル市場で独立電源向けなどのソリューションを提供して来た同社には、太陽光発電で蓄電池を活用するための知見、技術が蓄積されている。「e CHARGE」は、そうした同社の独自技術を活かした製品であり、もちろん特許取得済だ。

価格低下への期待が膨らんでいるが、蓄電池導入は既設発電所にとってまだまだ大きな追加投資となる。来場者の熱気も当然というところだ。

 

巴商会

低炭素水素にこだわる巴商会のブース

水素・燃料電池展の中でも、再生可能エネルギーに関わりの深い出展内容となった巴商会(東京都大田区)。今年7月に江東区新砂に設置される水素ステーションの紹介を含め、低炭素の水素にこだわった展示だ。

再生可能エネルギーと水素の組み合わせは、電力の需給ギャップや不安定性を水素が緩和するとともに、発生する水素がCO2フリーであるというダブルメリットがある。同社ブースではこうした水素エネルギーに対する同社の将来的な取組についても模型展示でアピールしていた。

また再エネ水素利活用によるオフグリッド型地産地消エネルギーシステムであれば、系統容量の小さい離島などでも最大限の再エネ利活用が可能になる。同社は実際に離島における再エネ利活用プロジェクトに参画し、活動を行っているところ。

またFCV向け燃料タンクとして、韓国の容器メーカーILJIN Composites社のTYPE 4容器を展示。同社は国内代理店契約を締結し、2018年からの販売を目指しているという。

 

ブース紹介(下)に続く】

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