JFEエンジ/JR東ほか、食品残渣のガス化発電を事業化へ 1.8MW規模で2018年8月開始予定

プラント建設大手のJFEエンジニアリングと、鉄道大手のJR東日本は3月、共同で2016年8月に設立した新会社を通じて、バイオガス化による食品リサイクル事業参入を表明した。両社の協業は初。

[画像・上:「Jバイオフードリサイクル横浜工場」建設予定地(提供:JFEエンジニアリング)]

新会社の名称は「Jバイオフードリサイクル」。出資の比率は、JFEエンジが10%、同社の子会社であるJFE環境が56%、JR東日本が17%、同社の子会社である東日本環境アクセスが17%となっている。

JR東の所有する駅ビルや駅構内の商業施設、弁当工場などから排出される食品廃棄物を、東日本環境アクセスが中心となり収集・運搬する。駅などから排出される食品廃棄物は脂分や塩分が多く、加えて分別が難しい包装紙などが混入することから、飼料や肥料にリサイクルする再生利用は限られていたという。

駅からの廃棄物の他にも、地域の食品メーカーなどから排出される廃棄物に関してもJFE環境が中心となり収集する。

収集された一日80tの食品廃棄物を微生物により発酵させ、発生するメタンガスを燃料にして発電する。発電施設の定格出力は1,800kW。年間の発電量は約1,100万kWhで、これは一般家庭の約3,000世帯分の年間使用電力量に相当すると試算されている。

発電された電力は、固定価格買取制度(FIT)を活用し、JFEエンジ100%子会社である新電力のアーバンエナジーに売電される予定。電気と同時に製造される熱は、一部を施設内で活用する。

また、これまで焼却処分されていた食品廃棄物を有効利用できる分、CO2削減にも貢献する。年間5,500tのCO2を削減できるとのことだ。

食品廃棄物リサイクル施設「Jバイオフードリサイクル横浜工場」は、横浜市の湾岸部約6,850㎡の敷地に建設される。その設計・建設はJFEエンジが行う。施設が完成し、営業運転が開始されるのは2018年8月が予定されている。

「Jバイオフードリサイクル横浜工場」施設完成予想図(提供:JFEエンジニアリング)

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