三星ダイヤモンド工業、中国のCIGS薄膜PV新工場向けパターニング装置を大型受注

FPD向けガラス基板分断装置では世界トップクラスのシェアを誇る三星ダイヤモンド工業(MDI、大阪府摂津市)は4月19日、中国のCIGS薄膜太陽電池メーカーであるTriumph PV Materials Ltd. から、新工場向けのレーザー及びメカニカルのパターニング装置を受注したと発表した。

[画像・上:MDIのメカニカル・パターニング装置]

Triumph PV Materialsは世界最大の総合建築材料グループである中国建築材料集団有限公司の傘下で、新工場は安徽省蚌埠市に建設中。第一期計画では約300MW規模の生産工場だが、全体計画では1.5GWになるという。本年6月に出荷し、10月には稼働予定。同グループが並行して進めている中国江蘇省江陰の工場にも導入されるとのこと。

MDIは1935年に自動車用や建築用のガラスを切断するダイヤモンド切りを行う「三星ダイヤモンド工具製作所」として創業した老舗。現在は産業機械メーカーとして、ガラスのみならずあらゆる高脆性材料に対応可能な加工プロセス及び装置、工具を開発、製造しており、太陽電池市場への展開にも力を入れている。

CIGS薄膜太陽電池の高精度パターニング技術・装置の開発は、2007年から始まった産業技術総合研究所(AIST)との共同研究で進めて来たもの。既に、国内外のCIGSパネルメーカーなどで採用実績がある。今回の受注案件では、同社が日本からは唯一サプライヤー企業として採用されたとのこと。

メカニカル・パターニング加工のイメージ。同社は、AISTとの共同研究によりCIGS薄膜太陽電池の加工技術を開発した

また、同社は従来から東芝三菱電機システム(TMEIC)と協力関係にあり、今回、TMEIC製の電極接合装置「TMBBM」も含め、同社が一貫して請負受注した。同社は今後ともTMEICとの協力体制でTriumph PV Materialsからの継続受注を目指すとともに、CIGSのみならず、ペロブスカイト系など次世代太陽電池においても参入すべく、世界各国の太陽電池メーカーに対して積極的に提案、受注拡大を図っていくとしている。

参考:中国CIGS薄膜太陽電池メーカー向け高精度パターニング装置を大型受注(ニュースリリース)

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