CNT開発、エネルギー分野で研究開発加速中 優れた電子的性質持つ次世代マテリアル

カーボンナノチューブ(CNT)とは、炭素(カーボン)のみで構成される同素体の物質を指す。グラフェンシートを筒状(=チューブ)にした形状をしており、その直径は1~数10nm(ナノメートル。1nmは10億分の1m)ほどとされている。

その存在は、理論上は20世紀初めから知られていたが、CNTの実物を発見し、構造を初めて明らかにしたのは飯島澄男氏(現・NEC中央研究所特別主席研究員/名城大学大学院終身教授)だ。1991年、同じく炭素原子のみで構成される物質フラーレンを飯島氏が製作している最中、原料である炭素電極から発見した。

CNTの物質としての特長は数多い。導電性の高さ、表面積・比表面積の大きさ、鉄の20倍と言われる強度、軽さなど、各方面の材料として優れた素性を持つ。

当然のことながらエネルギー分野でもその活用が期待されており、盛んな開発が展開されている。

【6面に続く】

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