鹿児島県・上甑島にEV導入 「みらいの島共同プロジェクト」本格始動 =住友商事/日産自動車/鹿児島県薩摩川内市

住友商事日産自動車鹿児島県薩摩川内市の3者は4月12日、電気自動車(EV)を導入し、島民参加型の「みらいの島」共同プロジェクトを本格始動したと発表した。

[画像・上:島嶼部でEVを活用した再エネ導入拡大プロジェクトが始まる(提供:日産自動車)]

同プロジェクトでは、薩摩半島の西約30kmにある上甑島に、日産自動車の商用EV「e-NV200」40台を公共の移動手段として導入し、EVによる再エネ導入拡大の可能性を検討する。

上甑島に導入したEV「e-NV200」(提供: 住友商事)

薩摩川内市と住友商事は、2014年よりEVの使用済み蓄電池を用いた「大型リユース蓄電池共同実証事業」に着手し、甑島列島に再エネを最大導入するモデル事業を実施している。

同実証事業では、EVリユース蓄電池システムと、災害時などにも活用できる太陽光発電システムを甑島の2カ所に設置している。

今回の共同プロジェクトで導入するe-NV200は、共同実証事業の一環として「走る蓄電池」としても活用を検討している。地域にEVが普及することで、再エネの出力変動を吸収できる容量が増え、より多くの再エネ導入が期待できる。数年後には、オンラインでEV充電を制御するシステムを構築するなど、大型リユース蓄電池と併用する新しいエネルギー・マネジメント事業の可能性も検討していく。

薩摩川内市は2013年に「次世代エネルギービジョン」を制定し、市民のためになる次世代エネルギーの活用モデル作りに積極的に取り組んでいる。同プロジェクトでは、充電環境を島内に整備するなど、EVを普及・定着させるための活動を推進する。

太陽光発電施設は島内の2カ所に設置(提供:日産自動車)

日産自動車は、2010年に住友商事との合弁会社であるフォーアールエナジー(横浜市)を立ち上げ、EVで使い終わった蓄電池を再利用・再製品化する仕組みを構築してきた。今回のプロジェクトでは、e-NV200を薩摩川内市に提供し、住友商事や市と協力して離島におけるEV導入効果を見極めていく。

日産自動車のEVリサイクル品リチウムイオン電池が使用される蓄電システム(提供:日産自動車)

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