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カテゴリー:バイオマス
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≪新エネルギー・テクニカルレビュー≫シン・エナジーのバイオガス副生消化液濃縮技術
シン・エナジーはさらなる再エネの拡大のためにバイオガス発電を普及させるには、消化液の液肥利用の促進が不可欠だと、消化液を低コストで約2倍に濃縮減容化する技術を開発した。減圧下で消化液の水分だけを蒸発させる方法だ。 -
水素リッチな木質バイオガス生成、運転中のバイオガス発電所で実現【トーヨーエネルギーソリューション】タール生成抑制し水素濃度70%達成を視野に開発継続
トーヨーエネルギーソリューションは、木質バイオマスガス化発電において、ガス化炉から水素リッチなガスを、今までより低温な運転温度で直接生成するプロセスを開発した。全ての温度測定点で950度Cを越えることなく、木質バイオマスを直接ガス化炉でガス化しタールの分解をすることに成功した。 -
製紙系廃棄物・木質バイオマスなどの混焼エネプラントEPC受注【タクマ】製造した熱は新東海製紙の工場で自家消費
プラントEPC事業を手掛けるタクマ(兵庫県尼崎市)は、新東海製紙(静岡県島田市)より、エネルギー自家消費用のバイオマス熱プラントの建設工事を受注した。新設するプラントでは工場内で使用する蒸気の供給を行う。排出される製紙系廃棄物、木質バイオマスチップやRPF(古紙やプラスチック類を原料とする固形燃料)を混焼し、ボイラ蒸気量で毎時70トンの蒸気を製造する。 -
籾殻バイオマスボイラー仕様の地域熱供給事業、本格着工【秋田県大潟村/シン・エナジー】全長約3.5kmの熱導管を村中心部に地中埋設し敷設
新潟県大潟村(人口約2,800人)で、籾殻燃料仕様のバイオマスボイラーによる地域熱供給事業の実現に向けた第一期目の工事がこのほど始まった。現地で安全祈願祭も執り行われている。環境省の脱炭素先行地域にも選ばれており、本格的な「地域資源を活用した再エネ熱事業」として注目を集めている。 -
朝来バイオマス発電所再稼働に向け燃料調達会社設立【大東建託】地元産出材活用で地域の林業振興、自社排出端材も有効活用
不動産事業を展開する大東建託は、今年7月に事業譲渡契約を締結した朝来バイオマス発電所(兵庫県朝来市)の来年度からの再稼働に向けて、9月に発電所運営を行う新会社の大東バイオマスエナジー(東京都港区)を設立。10月からは地元林業関係者などと連携して燃料である木材の調達を開始した。 -
インドネシアのパーム油廃液由来バイオメタンの事業化に向け検討開始=日揮/大阪ガス/INPEX
日揮、大阪ガス、INPEXの日本企業3社と、インドネシア国営石油会社プルタミナの子会社で天然ガス供給事業を展開するPT Perusahaan Gas Negara Tbk(PGN社)の4社は、インドネシアにおけるパームオイルの搾油工程で生じる廃液由来の、バイオメタン活用の事業化に向けた詳細検討を開始することで合意した。 -
木質バイオマス発電所残滓を有効活用するバイオ炭発売【UES】造粒加工など現場でのハンドリングに配慮した製品設計採用
ヤシ殻を原料とした各種産業用活性炭製造事業を展開するユー・イー・エス(UES、大阪府堺市)は、木質バイオマスガス化ガス発電所から排出されるバイオ炭を有効活用し、機能性炭「SDGsペレット炭」として販売を開始した。 -
籾殻由来バイオ炭製造装置の実証試験開始【ヤンマーエネルギーシステム】年間400トンの籾殻から100トンのバイオ炭製造可能、2024年に上市予定
ヤンマーホールディングスのグループ会社で、ガスコージェネ機器や発電機などを製造するヤンマーエネルギーシステム(ES)は、コメの脱穀後に残る農業残渣である籾殻を原料としたバイオ炭の製造装置を開発。同装置の実証試験運用を10月より開始した。 -
新庄市に7,100kWのバイオマス発電所を建設へ【タクマ】もがみバイオマス発電2より受注
タクマは8月22日、もがみバイオマス発電2(山形県新庄市)より、木質バイオマス発電所の建設工事を受注したと発表した。新庄市の新庄中核工業団地に木質チップを燃料とする発電出力7,100kWのバイオマス発電所を建設し、FIT制度を活用した発電事業を行う。完成は2026年10月の予定。 -
岩手県矢巾町にバイオマス発電所を建設へ【中部電力ほか】タクマが建設工事を受注
中部電力(名古屋市)、専門商社の稲畑産業(大阪市)、木材輸送業の古里木材物流(盛岡市)の3社が出資する古里FICエネルギー合同会社(盛岡市)はさきごろ、岩手県矢巾町で木質専焼バイオマス発電所「矢巾発電所」の建設を開始した。古里木材物流が調達する岩手県の未利用間伐材や林地残材を原料とする木質チップを燃料にして発電する。 -
SAF製造に向けた廃食用油回収促進2事業を採択【東京都】イトーヨーカ堂、コスモ石油ほか参画
東京都はさきごろ、持続可能な航空燃料(SAF)製造へつなげる新たなサプライチェーン構築を後押しするため、「廃食用油回収促進に係る事業提案」を公募し、2事業を採択した。事業者の取組みにより、SAFの原料となる廃食用油回収の拡大を図る。 -
都市ガスとして家畜ふん尿由来のバイオメタンを供給【エア・ウォーター/帯広ガス】帯広市で共同実証を実施
エア・ウォーター(大阪市)と帯広ガス(帯広市)は7月19日、北海道十勝地方の家畜ふん尿から製造した液化バイオメタン(LBM)を帯広ガス供給区域内の都市ガスとして利用する実証を共同で実施した。都市ガスを利用している個人・一般消費者にLBMを供給する国内初の試みとなった。 -
バイオガス発電所副生消化液の濃縮技術を実用化へ【シン・エナジー】液肥としての農地施用量削減・コスト+労力削減に貢献
シン・エナジー(神戸市中央区)は、バイオガス発電所から副生される消化液の効率的な液肥化を見据えたプラント内プロセス技術を開発。今般、運転中の発電所における実装に向けて同技術を用いた設備の導入工事を受注した。 -
廃食由来のバイオ燃料仕様路線バス、東武バス日光が日光地区で実証運行
東武鉄道グループで栃木県日光市周辺を運行範囲とする東武バス日光(東京都墨田区)は、8月1日より廃食油由来のバイオ燃料バスの実証運行を開始した。高品質バイオディーゼル燃料を5%混合した軽油「B5」を、日光エリアの路線を運行するバス3台(大型、中型、観光型)に使用し、車両機器類への影響や燃料効率を検証する。 -
家畜由来のバイオメタンを工場電力発電燃料&製造製品原料にW活用へ【エア・ウォーター/パナソニックインダストリー】2025年度の利用開始を目指す
エア・ウォーター(大阪市)とパナソニックインダストリー(大阪府門真市)はこのほど、家畜糞尿から製造したバイオメタンを工場電力と製品材料に利用する取組みを開始すると発表した。これは電機・デバイス業界内で初となる。2025年度の利用開始を目途に進める。