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カテゴリー:水素
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水素関連分野への投資に特化したファンドに出資【三菱化工機】水素社会実現に自社技術と資金提供の両面で貢献
三菱化工機(神奈川県川崎市)は、水素社会の実現に向けた取り組みの一環として、水素関連分野への投資に特化したファンド「Japan Hydrigen Fund,L.P.」に出資したと発表した。 -
地域熱電供給事業でグリーン水素を燃料活用へ【赤坂熱供給】吸蔵合金による蓄エネも実施予定
TBS本社などが立地する東京都港区赤坂5丁目地区のビル群における地域エネルギー供給事業において、グリーン水素を燃料とする熱供給を行うことが決まった。再エネ由来の国産グリーン水素をトレーラーで赤坂まで輸送し、清水建設が開発した水素吸蔵合金タンクに貯蔵。水素貯蔵量は約1,350N㎥とする。 -
アンモニア燃料仕様タグボートの実証航海完了【NEDO/日本郵船ほか】アンモニア混焼率・GHG排出削減量とも90%以上を記録
アンモニア燃料仕様のタグボート「魁」を実証航海するNEDO・GI基金事業が終了した。実証において最大で約95%のGHG削減達成を確認した。アンモニア燃料船を実運航して実証試験・解析したのは世界初。 -
開発している500kWクラス6気筒・水素専焼エンジンの安定稼働を確認【三菱重工グループ】より「水素発電」実用時に近い条件下で
三菱重工業のグループ会社である三菱重工エンジン&ターボチャージャ(MHIET、神奈川県相模原市)はこのほど、相模原工場内の500kWクラス水素専焼エンジン発電セット実証設備において、水素100%燃料を用いた運転での定格出力435kW(1,500回転)を達成した。 -
高効率・低コストな水素吸蔵合金タンクを新たに開発【産総研/清水建設】東京都らとの共同研究で実証中
産業技術総合研究所は清水建設と共同で、従来品より高性能かつ低コストな新たな水素吸蔵合金タンクを開発した。熱管理に用いる専用の熱交換部品の代わりに、空調機器などで使用される汎用熱交換器を高性能化し転用可能とした。 -
次世代大型アンモニア輸送船共同開発で船舶の設計基本承認【三菱重工業/商船三井/名村造船所】運用時排出GHG削減+海上輸送効率向上図る
三菱重工グループの三菱造船(東京都港区)、商船三井(東京都港区)、名村造船所(大阪市西区)の3社は3月、協業し基本設計開発を進めていた、アンモニアを燃料として航行する大型のアンモニア輸送船に関して、設計基本承認(Approval in Principle:AiP)を取得したことを発表した。 -
印製グリーンアンモニアの大規模輸入実現に向け国内企業6社が協業
再エネ由来アンモニアを意味するグリーンアンモニアを、インドから大規模輸入することを目指す国内企業群による覚書が3月に締結された。インドで開発しているグリーンアンモニア製造プロジェクトへの出資検討を目的とした覚書を締結したのは、北海道電力、三菱ガス化学、商船三井、みずほ銀行、東京センチュリーの6社。 -
水素エネで調理する特製ちゃんこを川崎場所で販売へ 三菱化工機製のシステムで発電
4月に川崎市で開催される相撲の地方巡業である川崎場所会場で、地元企業でもある三菱化工機と実行委員会が協力し、水素エネルギーを活用した「水素ちゃんこ」企画を実施する。 -
大阪万博でグリーン水素SC実装、地中パイプライン送管実施へ=NTTアノードエナジー/パナソニック
NTTアノードエナジーとパナソニックは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場に水素サプライチェーンのモデルとなる設備を実装した。NTTパビリオンでグリーン水素を作り、約200m離れたパナソニックグループパビリオンに地中パイプラインを通じて供給する。 -
「船舶自産」グリーン水素の陸揚げを実施【商船三井】ヨット船上で水素製造・MCH変換
商船三井が展開している、風力と水素を活用したゼロエミッション事業「ウインドハンタープロジェクト」において3月、実証ヨット「ウインズ丸」を用いて洋上風から生産したグリーン水素を、東京都の中央防波堤エリアで陸上に供給した。今回は水素を船舶内においてメチルシクロヘキサン(MCH)に変換し、水素貯蔵の管理・運搬をより容易にする改良も行った。 -
既存ガスコージェネを水素混焼仕様にコンバートするユニット開発【日立パワーソリューションズ】20%混焼で年間260トンのCO2排出削減を実現
日立パワーソリューションズ(PS、茨城県日立市)は2月、天然ガスを燃料とする同社製のガスコージェネーションシステム(GCS)を、水素混焼仕様へとコンバートできるユニットを開発。混焼運転の実証試験を開始した。 -
アンモニア混焼仕様・工業炉バーナを開発【大阪ガス】混焼比率0~100%まで対応
大阪ガスの100%子会社であるDaigasエナジーは、バーナ・工業炉のメーカーである正英製作所(大阪市天王寺区)と共同で、工業炉の熱交換器内蔵排熱回収型バーナにおいて、都市ガスとアンモニアの混焼率0~100%での安定燃焼に成功した。 -
都有地でのグリーン水素ST事業公募、巴商会が事業者に選定 西新宿で再エネ由来水素供給へ
新宿区西新宿の都有地における、再エネ由来グリーン水素を燃料電池自動車(FCV)などに供給する水素ステーション(ST)事業において、整備・運営事業として産業用ガス商社の巴商会(東京都大田区)を選定した。 -
再エネ拡大・脱炭素推進を図るグリーン水素の市場取引をトライアル実施【東京都ほか】販売と購入の値差支援を組み込むスキーム採用
東京都が実施した、再エネ由来のグリーン水素を、市場で公開取引する実証事業。2024年12月に日本取引所グループ(JPX)傘下の東京商品取引所(TOCOM)と連携し共同で札入れを募った結果、取引が成立し、年明けに実際に落札された山梨県産グリーン水素が出荷された。1月には東京都知事・小池百合子氏、山梨県知事・長崎幸太郎氏らが出席する中、記念セレモニーも開催されている。再エネ導入拡大への貢献や脱炭素燃料としての産業利用など、将来的には幅広い役割を担うことを視野に、グリーン水素が石油や天然ガスと同列の市場ベースで取引される第一歩がここに刻まれた。 -
水素グリラーのJIA認証取得、「脱炭素な調理」実現に一歩【リンナイ】トヨタと共同開発
リンナイ(名古屋市中川区)は、開発した水素ガス使用のグリラー(調理用過熱グリル)の実証機で、(一財)日本ガス機器検査協会(JIA)の認証を取得した。トヨタとの共同開発であり、2025年秋の開所に向けて静岡県裾野市で建設が進められているトヨタの実験都市「ウーブン・シティ」でカーボンニュートラルな調理の実現を目指して実証実験を行う予定になっている。